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February 15, 2012

2月14日(火)バレンタインデーの夜にミシュラン3星の店で接待される

午前中は家で仕事。日蓮の小説を書く。

昼前に家を出て、神保町へ。久しぶりにソマードへ行く。看板が変わっていた。妹のチケットシステムの話などをする。ソマードでは、こんな感じのホームページができるようになっている。

そのあと、妹と演劇をめぐって話をする。今の現状や、新たにできるかもしれない歌舞伎界との関連など。劇団ショーマの作品にしても、昔のもので今やると面白いものもある。それをどう活用するかなどの話をする。

夜は、六本木の龍吟へ。連載している『一個人』の打ち合わせ兼懇談。今連載中のものをどう本にまとめていくかが中心だったが、『男子食堂』という雑誌もあるので、ホットプレート料理を売り込んでみる。龍吟のシステムでは、料理にあわせて、いろいろなワインが出てきた。最後にいただいた水がことのほかうまい。そこに店の秘密があるのだろうが、新潟の水だという。

というわけで、少し遅くなって帰宅する。

February 13, 2012

2月13日(月)親鸞の本の校正作業初校段階がようやく終わり次は日蓮という体制になってきた

『ほんとうの親鸞』のゲラが、家とライブラリーに二分されてしまっているので、ライブラリーに朝から出かける。最後に「あとがき」が残っているので、それを書く。第一稿ではなかった、「おわりに」とともに追加したので、量はかなり増えた。昼前に終わるが、他の仕事という気にならないので、本など読んですごす。

昼食後は、日蓮の小説に久しぶりに戻る。20枚まではいかなかったが、少し進んだ。しばらくは、日蓮と格闘しようと思っている。これからは、かなりドラマチックな展開になるはずで、二度目の流罪から佐渡へ、日蓮とともに向かうことになる。根性をすえないといけない。

3時ころ、講談社の編集者が来て、親鸞のゲラを渡す。まさに赤字と言われてしまったが、かなり直したので、全体の筋が通ったのではないかと思う。校閲からは引用を除くとそれほど疑問箇所は出ていないようだ。これは、明日まで見ないといけない。

そのあと、いろいろと雑談をする。今回の本は、考えてみると、けっこう転換点になるものかもしれないと思っている。どうやってものを見ていったらいいのかという方法論は確立できてきたように思っていたが、それを一般の読者に広く読んでもらう素材にぶちあたっていなかった。それが、親鸞という媒介を得ることで具体化したのではないだろうか。その分、この本が勝負であることは間違いない。

親鸞の実像に比べて、虚像の部分が広がっている印象があったが、今回それを検証できた。親鸞は、決してスーパースターではなく、普通の人だ。法然に忠実であろうとしつつ、揺れ惑い、それで90年の生涯をまっとうした。後には、血による継承という事柄が残り、それが今日まで一方で影響している。もう一つは、必ずしも親鸞本人がということではないのかもしれないが、『歎異抄』の影響が大きい。『歎異抄』の親鸞は実像なのか。そこに大きな問題がある。

2月11・12日(土日)日曜日には車座集会に出て保坂区長に対面する

土曜日と日曜日もなんやかやと仕事をしてしまった。土曜日には、『ほんとうの親鸞』の校正を終わらせ、日曜日には、その「おわり」にを書き足す。これで、300枚は超えた勘定になるだろう。予想外に長くなった。校正の過程で、これだけ直したのは最近では珍しい。内容が固まっていないで入稿したせいだが、史料批判の部分はかなり厳密になった気がする。要するに、親鸞についてはわからないことが多すぎる。多すぎるがゆえに、なんとでもいえるわけだ。

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日曜日は、経堂南地区会館で開かれた区長を囲んでの車座集会に出てみる。保坂区長とは、雑誌『80年代』を一緒にやっていた頃からの付き合いだ。あのころからすれば、区長と区民として対面することになるとは考えられないことだった。

車座集会ははじめてだが、区民がかなり来ている。みな、何か言いたくて来ているようで、発言が途切れない。私は、世田谷区に姉妹都市がないことを取り上げたが、他のところ、とくに過疎の地域からは提携の申し出がかなりあるらしい。防災という観点でも、姉妹都市は重要だと思うがどうだろうか。

他の区民の質問と区長の答えを聞いていて、世田谷区はやはり恵まれているという印象が強かった。80数万もの人口を抱え、経済基盤もあるし、箱モノもそろっている。たしかに、財政は厳しいのだろうが、他の地域と比べれば、社会基盤に大きな差がある。したがって、深刻な問題は出なかった。区長の方も、これまでの集会で出たことが多かったのだろう、すらすらと自分で答えていた。

February 11, 2012

2月10日(金)池田信夫さんの読書塾で「超楽観論」を語る

『ほんとうの親鸞』の校正作業、ヒルズで3日目に入った。法然と親鸞の関係の章と、親鸞が流罪になったかを検証する章を直したが、けっきょく5時間くらいかかってしまった。書く作業は発散できるが、校正はそうはいかない。おかげでへとへと。後2章分残っている。

夕方は渋谷へ。池田信夫さんの読書塾にゲストに呼ばれている。池田さんとは、不思議と初対面。同い年だとは知らなかった。最新刊の『神も仏も大好きな日本人』を中心に、日本人と宗教との関係について話をする。そのあと、池田さんや塾生の質問に答えていったが、最後の方は、日本は大丈夫、心配無用という超楽観論になってしまう。普段はそうはならないらしい。

案外、今必要なのは、この超楽観論なのかもしれない。今の日本人は、ある意味余裕があるので先のことを考えてしまう。しかも、数字上で考えるので、現実とは遊離している。今がよければそれでいいというわけではないにしても、今をよくしないと先もよくならない。どうも発想が逆転してしまっているのかもしれない。超楽観論の本を作ろうかとも考える。

家では宴会をやっているらしいので、夜は久しぶりに季織亭へ行く。客がこないというが、これだけ寒いと客は来ないと慰めてみる。だいたい1000円のラーメンを食べられるというのは、社会的に言えば上のクラスだ。580円の手打ち(風)ラーメンを出したら、行列ができるだろうといった話になる。

秩父のウイスキーのイチローズモルトというのが入っていて、それをハイボールで飲むが、とても飲みやすい。このブランド、シングルモルトもあり、それはかなり高価らしい。ちょっと試してみたくなった。

February 10, 2012

2月9日(木)川原和久君が高麗屋と縁ができるということは海老蔵や松緑が親戚になることだと考えると驚くべきことかもしれない

朝からヒルズへ行く。親鸞の本の校正を進める。最近では珍しく、出来上がった段階で入稿したというわけではないので、直さなければならないところが少なくない。となると、この作業が結構大変。本を作る作業の中で、一番しんどいのが校正で、そのときにはライブラリーでするのがいい。周りはみな仕事をしているし、逃げることができない。というわけで、半分までなんとか終わる。

問題は本のタイトルだが、『ほんとうの親鸞』か『ほんものの親鸞』という提案が編集部から来た。前者の方がいいように思うが、ほんとうが「本当」ではなく、ひらがなになっているところがみそかもしれない。ほんとうの親鸞は、資料が限られているので、かなり曖昧だ。曖昧であるがゆえに、みなが勝手な親鸞像を作り上げてきたともいえる。部数も決まったようなので、ひたすら作業を続けていくしかない。

帰ってきて知って驚いたのは、テレビの「相棒」に出演している川原和久君が、高麗屋の松本紀保さんと結婚を前提とした真剣交際をしているという報道。川原君は、わが妹がいた「劇団ショーマ」の劇団員で、私もよく知っている。いくつ舞台を見たか分からない。紀保さんの舞台もなぜか一度見ているのだが、二人が結婚すると、川原君にとっては、義父が幸四郎で、義弟が染五郎、義妹が松たか子ということになり、さらには、海老蔵や松緑が親戚ということになる。

歌舞伎座ができたとき、見に行くと、川原君が奥さんとロビーにいて談笑している風景に接することになるのだろうか。なんだかそれは大変なことだ。

February 09, 2012

2月8日(水)一冊本を書き上げ都立中央図書館へ行って親鸞の本の校正をする

朝からヒルズへ行く。『死ぬのは怖くない』の原稿、最後の章を書き上げる。全体にそれほど長いものではないが、なんとかこれで形になるだろう。

昼食をとったあと、歩いて都立中央図書館まで行く。ここは、どこから行くのも不便だが、ヒルズから歩くのがいちばん楽かもしれない。途中、中国大使館の前を通る。前にもそうだったと思うが、法輪功のメンバーが抗議活動をしている。法輪功はともかく、現在の中国では宗教はどうなっているのだろうか。興味があるところだが、あまり実態がよくわからない。

図書館では、調べ物が一件だけ。親鸞の本の校正で、一月になっているところがあり、原本にあたることにした。それが出ている本に書かれていたことと、まるで記述が異なるので驚く。引用の引用を重ねていくと、とんでもないことになる見本だ。気を付けないといけない。

ライブラリーに戻ってからは、親鸞の本の校正をはじめる。これは、原稿が必ずしも完成していない段階で入稿されているので、校正は慎重にやらないといけない。書き足すところもあり、時間がかかりそうだ。面倒なところまで行ったところで、今日は終わりにする。

February 08, 2012

2月7日(火)文楽の「すし屋」お里を見て大阪に行きたくなる

『死ぬのは怖くない』の本、いよいよ最終章に入る。最後の方になって、当初の予定と変わってきた。とりあえず、章の半分くらい書く。

昼前に半蔵門へ。グランド・アークのパティオで打ち合わせがある。その前に、地下の「門」で昼食をとる。久しぶりにきたが、お昼時かなり混雑している。このホテル、元は半蔵門会館で警察関係、今日の会合のリストを見ると、綜合警備保障とか保安部とか、他のところではあまりないものが並んでいる。昼過ぎから、打ち合わせ。これも久しぶりに生まれ順関係。今話題になっている人物を生まれ順で解こうという趣旨の原稿について。果たしてこれが実現するか。

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午後は、昨日に続いて文楽。今日は、「すし屋」と「お夏清十郎」。「すし屋」の方に住太夫と蓑助が出るので、チケットは完売。松果太夫と源太夫が休演。源太夫にはなかなか会えない。最初の2段はやはり退屈だが、勘十郎の権太がやはり迫力がある。今月は勘十郎の月だ。住太夫登場で、格の違いを見せるが、すし屋の段の最初なので、ユーモラスではあるが、「桜丸切腹」のときのような感動はない。歌舞伎との違いが随所にあって、それが面白い。ただ、席が3列目の左端なので、ちょっと見にくかった。「お夏清十郎」は、あっけなく終わって物足りない。呂勢太夫は、昨日の「日本振袖始」にも出ていたが、いい声だ。これがちょっと楽しみ。

蓑助のお里を見ていて、今、松竹座で壱太郎がお里をやっていることを思い出す。見たいとは思うが、それだけのために行くのはちょっと贅沢。ううと唸る。

February 07, 2012

2月6日(月)文楽の「寺子屋」には全く満足できなかったが「日本振袖始」の勘十郎岩長姫には大満足

午前中は家で仕事。『死ぬのは怖くない』の本、最後からひとつ前の章を書く。日本人の宗教観と関連させて論じてみた。後は結論の章になる。

午後は、ヒルズへ。原稿の直しをした後、宝島の編集者と結社の本についての打ち合わせをする。一応6月刊ということで進行することになる。そのあと、思い違いをしていて、もう一件の打ち合わせができなかった。これは、翌日にしてもらう。

夕方に半蔵門へ。国立小劇場での文楽の公演。その前にグランド・アークで夕食をとる。

文楽は、「寺子屋」と「日本振袖始」。「寺子屋」は、歌舞伎では一番好きな演目だが、文楽では見たことがなかった。いつもなら楽しめるのに、どうも乗らない。太夫も人形遣いも、乗りが悪い。終わってから、ロビーで、昔の「妹背山」の道行の場面をDVDでやっていた。宣伝のためだが、それを見ていると、吉田玉男さんが求女を操っていたが、今見たものと人形の動きがまるで違う。生きているように見えるし、動きが細かい。「寺子屋」では、ちっとも人形が動いていなかったのだと感じる。

次は、「日本振袖始」。これはまったく初めて。最近、国立では歌舞伎でやっているが、それは見ていない。ヤマタノオロチの話だが、勘十郎の岩長姫が躍動していて、これが面白い。「寺子屋」とは人形の表現が違う。本当に人形が踊っているのがすごい。ということで、こちらに満足して帰宅する。

February 06, 2012

2月5日(日)2月19日東京ジャーミィーでの私の講演のお知らせ

講演会のお知らせ
演題
「イスラームの文化と日本の文化 その比較」

日本人にとって、遠いと感じるのがイスラームの文化。 やはり日本の中にイスラーム の文化があまり影響していない事が大きい。 しかし、その特徴を見ていると、案外日本 の文化と共通したところがある。 イスラームの文化と日本の文化はどう違い、またどう共通 するのか。 今回はそれについて考えてみたい。 イスラームが目指す方向性と、日本人が 目指す方向性が重なってくることが確認できれば、両者の理解は進むはずだ。

講演者
島田 裕巳 (しまだ ひろみ)

1953年東京生まれ。 東京大学大学院人文科学研究科(宗教学)博士課程修了。放送教育 開発センター助教授、 日本女子大学教授、 東京大学先端科学技術研究センター特任研究員を歴任。 著書に、『世界の宗教がざっくりわかる』 『創価学会』 新潮新書、『葬式は、要 らない』 『日本の10大新宗教』 幻冬舎新書、『神も仏も大好きな日本人』 (ちくま新書) など多数。

日時 2012年2月19日 午後3時〜4時

場所 東京ジャーミイ 1階

入場料 無料

Sdim5460

お気軽においでください。


February 04, 2012

2月3日(金)葬送基本法制定のための議員の勉強会についての準備をする

午前中は家で仕事をする。『死ぬのは怖くない』の原稿、病の章を仕上げる。前日書いていたものの構成をもう一度組み立てなおして、最後まで書き終える。だいぶ進んできた。

午後は、飯田橋へ。来週、議員さんのために葬送基本法の勉強会を開くので、その打ち合わせをする。葬送基本法にどういったものを盛り込んでいくかについては、いろいろと意見があるが、基本法という性格上、それほど現実とかけ離れたものを入れるわけにはいかない。重要なのは、葬送の自由をいかに確保していくか。現行の法律としては、「墓地埋葬等に関する法律」があるだけだが、これが墓地への埋葬を実質的に強制しているところがある。この法律があるために、自由な埋葬が妨げられているのなら、そこが問題。といった点を確認する。

4時くらいに終わったので、どうしようかと迷ったが、結局そのまま家に戻る。経堂で三省堂書店に寄ったら、ネットワークオーディオの雑誌が付録つきで売られていた。内容的にはそれほど新味もないのだろうが、それほど高くないので買ってみる。DSDの音源と、それをコンバートするソフトなどが付録についている。

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