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March 21, 2017

3月21日(火)坂村健さんの最終講義に安田講堂へ行く

今日は東大の安田講堂へ行ってきた。トロン・プロジェクトの坂村健さんの最終講義。


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坂村さんの存在を知ったのは、先週最終講義に行った早野龍五さんを通してのこと。放送教育開発センターで、コンピュータ関連の番組を作るということで、人を探していた。実際に、坂村さんとは番組を作り、その後、その番組はビデオとして販売もされた。

そんなことで、1988年には箱根で開かれたトロンのシンポジュウムにパネラーとして呼ばれたこともある。今日、スライドのなかに一瞬そのときの光景が写ったが、坂村さんはそれについて説明なしに先へ進んだので、何を話そうとしたかは不明。

最後に、挨拶をして帰った。この時代は、自分にとっても原点であるような気がする。改めて今日はその気持ちをよみがえらせることができたかもしれない。


March 20, 2017

3月20日(月)Sound Create Loungeで黒崎さんから「八十華厳」の額装を見せてもらう

午後銀座へ出かけた。Sound Create Legato の店の前に、Loungeがオープンしたというので、出かけてみた。前に蔵出しバーゲンをやっていたところ。Legato の方にまず寄ったら、店の人にお約束ですかと言われた。黒崎さんが来ているらしい。別に珍しいことでもない。何も約束などはしていないのだが。

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黒崎さんは、伊東屋で額装してもらったというお経をもっていた。慈恵大師のものだという紙がついている。慈恵大師とは、良源のこと。天台座主にもなり、天台の中興の祖とも言われる重要な僧侶。ただ、面白いのは、死後角大師として民間信仰の世界の対象になったこと。果たしてこれが、良源によるものなのかどうかはわからないが。家に戻って調べてみると、「大方廣佛華嚴經」の一部だった。これは、80巻からなるので、「八十華厳」と呼ばれている。

Loungeの方は、広くて、居心地がよい。スピーカーの台についてと、音楽用のNASについて相談したが、前者は送ってくれることになったが、後者についてはあまりよくないという反応。それよりも、電源タップが重要らしい。

March 19, 2017

3月19日(日)マイルスの『ネフェルティティ』のLPレコードは左右が逆だということに気付いた

昨日の夜、マイルスの『ネフェルティティ』のアルバムをかけてみた。LPレコードだ。


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今日は、比較のためにTidalで聞いてみた。すると、アンソニー・ウィリアムズとハービー・ハンコックの位置が逆になっている。まさか、装置を逆につないでいるというわけではないはずなのに、と思い、CDリッピングでも聞いてみたら、やはりTidalと同じだった。

どうしてそんなことが起こるのかと、ほかのレコードでも試してみたが、異常がない。LPでもCDでも同じだ。そこで調べてみると、発売されてから途中で、この『ネフェルティティ』は右左が変わったという情報にぶち当たった。どうも最初発売したものは間違っていたようだ。

そんなことはこれまでにはなかった。けっこうそういうことはあるのだろうか。逆だと聞いていて、なんだか変だという気はする。でもこれは、どうしようもない。

March 18, 2017

3月18日(土)10回の「日本神道史」が終わり横浜のジャズ喫茶「ちぐさ」へ

今日で、朝日カルチャーセンター横浜教室での「日本神道史」10回の講義がすべて終了した。自分でいうのもなんだが、しっかりと古代から現代まで、神道の歴史を追うことができたのではないかと思う。一般の神道史となると、現代神道の立場から神道を追うことになるので、神仏習合の時代の位置づけが難しくなる。しかし、中世から近世にかけては、それが基本だったわけで、仏教との関係を押さえないと、神道の歴史も終えない。前半は講談社現代新書の『「日本人の神」入門』で述べたことと重なるところが多いが、後半ははじめて論じたことがほとんどだ。これは、どこかでまとめないといけない。

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終わってから、桜木町に出て、横浜のジャズ喫茶と言えば有名な「ちぐさ」に寄ってみる。昔のちぐさとはやっている人も場所も違うらしい。入ってみると、いかにもジャズ喫茶という音。アナログしかかからないのがいい。

リクエストが順番にまわってきたので、ヴィクターフェルドマンの「アライバル」をリクエストする。和田博巳さんの愛聴盤だが、今は手に入らない。スコット・ラファロのベースが聴きものだが、フェルドマンの方が凡庸なので、ビル・エヴァンス・トリオのようにはいかない。コーヒー500円だし、もっと早く気づけばよかった。

March 17, 2017

3月17日(金)なぜ私は大物浦が嫌いなのか

昨日は歌舞伎座昼の部へ行ってきた。入場してみると、いきなり、前の日に最終講義を拝聴した早野龍五さんがいて、ご挨拶。

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最初の演目は、真山青果の「明君行状記」。あまりかからない演目ではじめて見た。いかにも真山青果という作品で、偉い侍と若い侍が議論で対決するという点では、「御浜御殿」に似ている。同じ作者だからそうなるのだろう。襲名を控えた亀三郎は頑張っているが、「御浜御殿」とは違い、主君のためのかたき討ちという「大義」が欠けている分、話が小さく、やはり面白みに欠ける。どだい失敗作なのではないだろうか。

その後、「義経千本桜」の渡海屋・大物浦。実はこの演目が好きではない。なぜ好きではないかというと、大物浦での知盛が血だらけで、あまりにも悲劇的。そこがいいという人が大半なのだろうが、私は何度見ても好きになれない。それは、今の人間には、海の底にある浄土にリアリティーを感じられないからではないだろうか。その分、死ぬことが悲劇に直結する。だが、舞台になった時代では、浄土へ行くことが生きる目的になっていたわけで、必ずしも悲劇にはならない。悲劇であるとすれば、それは、安徳帝が義経によって救われてしまい、入水しないこと。安徳帝が入水すれば、海の中が浄土になる。それがないと死ぬことはただの犬死にになる。今の演じ方、果たしてそこまでを考えているのだろうか。

今回は、孫のサッカー教室の送り迎えがあるので、大物浦の前で退席した。かえってそれがよかったかもしれない。仁左衛門の引っ込みもよかったし、巳之助のなんだか江戸の人間のような荒々しさも、ほかの役者にはないもの。時蔵は初役だというが、一転高貴な身分に変わるところが見事。それだけ見ればいいともいえる。


March 16, 2017

3月16日(木)早野龍五さんの最終講義に行ってきた

昨日、早野龍五さんの最終講義に行ってきた。場所は、東大校内の「小柴ホール」。初めて行った。

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最終講義はいくつか出たことがあるが、理系の人のははじめて。222枚のスライドを巧みに操って1時間半の講義は時間通りに終わった。

早野さんとは30年来のお付き合い。話のなかに、ハッカーを捕まえたという話が出てきて、それを思い出した。初めて会ったのはその直後で、そうしたことがあったということを聞いていた。

それにしても、福島の問題は彼にとって大きいのだろうと強く感じられた。もし、3.11がなかったら、全然違う最終講義になっていただろうし、私も再会して、講義に出ることもなかっただろう。人生というのは何が起こるかわからないものだ。

March 13, 2017

3月13日(月)歌舞伎の「岡崎」はその場面だけ単独で上演すべきだ

国立劇場で、「伊賀越道中双六」の「岡崎」を中心とした通しを見てきた。

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これは再演ということになるが、この前のも見た。それは読売演劇大賞を受賞している。相変わらず、岡崎の場面がすさまじい。歌舞伎の数ある演目のなかでも、子供が理不尽に殺されたり、妻が雪の中に放置されたりというところで、一番残酷というか、衝撃的なものだ。

国立なので通しで上演するが、2回とも見て、もう岡崎の場面だけでいい気がする。あまり背景的な説明もいらないだろう。実際、「沼津」の方は、単独で上演されているわけだから。

それに、かたき討ちの相手が実際に出てこない方がいい面もある。今回も錦之助だが、巨悪のイメージがない。それだけの思いをして敵討ちをするのだから、相手は、ひどい悪人、たとえば、幸四郎とか海老蔵とか、そういう役者でないと貫禄負けする。まさか、そんな人たちを出すわけにもいかないのだから、単独で上演すべきだろう。歌舞伎座で見たい。


March 10, 2017

3月10日(金)柳川悠二『永遠のPL学園』を読む

先日「バイキング」に出演したときお会いした柳川祐二さんから、今月15日に発売になる『永遠のPL学園 60年前のゲームセット』(小学館)が送られてきたので、さっそく読んでみた。

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主題はPL教団の野球部ということになるが、そこには当然PL教団のことが深くかかわってくる。教団が、いかに野球部を押し出したか、また、最終的には見捨てることになったのか、そのプロセスがよく分かった。

PL教団は、ひとのみち教団と言っていた戦前にもかなり伸びたし、戦後も公称では200万人の信者を抱える有数な教団に発展した。その力があったからこそ、野球部にも資本が投下され、その強化が図られたわけだが、教団が衰退に向かうと、それができなくなる。そこには、教祖の交代ということもかかわっていて、新宗教教団の裏面史としても読める。とても私には参考になった。


March 09, 2017

3月9日(木)旧暦初午の行事に参加する

昨日は、江古田の「The MoN桜月流」で開かれた「みつるぎ節会 旧初午と火伏」に参加する。

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旧暦で初午を祝うというもので、伏見稲荷大社に関連する行事。京都では、布袋の土人形に火という字を書いて、それを荒神棚に祀ると火伏になるという。それを模したもの。

なぜ布袋なのかを含めさまざまな要素が入っているので、いったい何がもとになっているのかを考えてみると、いろいろと難しいことが出てくる。それだけ、京都の行事は奥が深いということなのだろうが、万事あっさりした関東というか、東京の習俗に慣れていると、とても不思議なものに感じる。

昔は、火ということを恐れる感覚が今よりはるかに強かった。そのために、さまざまな形で火伏ということが行われてきたのだろう。布袋は弥勒菩薩の化身でというのは、黄檗宗の萬福寺にも見られるものだが、どういう経路で初午と結びついたのだろうか。これも不思議だ。

March 08, 2017

3月8日(水)和田秀樹さんとの対談本『宗教と精神科は現代の病を救えるのか?』の見本ができた

結果的にずいぶん長くかかってしまったのだが、精神科医の和田秀樹さんとの対談本『宗教と精神科は現代の病を救えるのか?』の見本ができた。

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今年の4冊目で、ベスト新書としても4冊目になる。和田さんは、イスラム学の中田考氏と灘校の同級生。私はこの同級生二人と対談本を出したことになる。

宗教と精神科の世界は、きわめて近い。したがって、話はうまく重なっているように思う。現代の病とは何なのか。一番重要なポイントはそこかもしれない。


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