3月31日(木)
久しぶりに映画館で映画を観る。『アメリ』の監督と主演女優のコンビで作られた『ロング・エンゲージメント』。現代のパリと、1917年前後の戦争の時代と、まったく映画の背景は違うが、ある人間を一心に探すというところでは、二つの映画はまるで同じ。この監督の基本的なテーマなのだろうか。映像の特異な作り方も『アメリ』と似ている。こういう映画は、やはり映画館で観ないと意味がない気がする。
予告編を見ていて、ここ数年の間に、映画そのものが大きく変わったという印象を受けた。一番の変化は、CGを多用できるようになったというところにある。アクション物の映画もそうだが、『ロング・エンゲージメント』の映像美も、これまでならとうてい出来ないものだろう。その是非はあるにしても、映画がそうした方向に向かっていくのは避けられないことかもしれない。でも、なんかその分、小意気な映画がなくなっているのは気がかり。
映画の後は、近代美術館の「ゴッホ展」に。あまり派手なめぼしい作品はなく、展示の仕方もかなり研究的。それにしても、ゴッホがいかに金がなかったかがわかる。なにしろ、当時読んでいた自然主義の小説、ゾラのものなどを静物画として描いているのだから。花とかならわかるが、本というのは絵としてはまったく面白くない。一番よかったのは、「糸杉と星の見える風景」か。糸杉が不安を象徴する現代の宇宙樹の趣があった。
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