12月29日(木)
『ランティエ』のアート情報の原稿を書いて、送る。新潮文庫のお勧めの原稿も書くが、締め切りまでにまだ時間があるので、もう一度手を入れることにする。年明けになるだろう。
『バブルを知らない子供たち』のゲラが届く。ただし、編集者の判断では、元のタイトルのほうがいいとのこと。おそらく『宗教としてのバブル』に戻るだろう。それにしても、書き始めたときにはあまり考えていなかったが、いつの間にかバブルの時代に近づいている。昨日の夜は繁華街でタクシーがつかまらなかったようで、みな、バブルのときのようだといっていた。その口ぶり、いかにも楽しそうな気がした。ボーナスがよかったことが影響しているらしい。
録画していた『NINAGAWA十二夜』を見る。最初の序幕はかなり退屈だが、二幕大詰めとそれなりに盛り上がっていった。やはり歌舞伎とシェークスピアとは別物だということを感じた。物語の構造が違うのだが、一番大きいのは人格についての捉え方ではないか。歌舞伎では、当たり前に多重人格化している。一人の役者が何役も勤めるわけで、それは人格が統一されているシェークスピアにはないことだ。その意味で、双子の兄妹というポイントが必ずしも歌舞伎では生きてこない気がする。歌舞伎でシェークスピアを感じさせるには、シェークスピアではない作品でやらないとうまくいかないのではないか。音楽でチェンバロを使ったのも、本当に演出が歌舞伎に取り組んでいない気がした。
« 12月28日(水) | Main | 12月30日(金) »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 1月2日(金)12年ぶりの一般参賀(2026.01.02)
- 12月31日(水)2025年我が家の10大ニュース(2025.12.31)
- 12月17日(水)世田谷文学館での「キーンさんが愛したオペラたち」と雑誌のインタビュー記事(2025.12.17)
- 12月13日(土)劇団スコットの公演で鈴木さんに『参政党の研究』をほめられ本女の同僚だった源五郎さんに再会する(2025.12.13)
- 12月11日(木)御厨貴忘年会と六本木のイルミネーション(2025.12.11)












Comments