7月28日(金)
午前中は、このところと同じテーマで原稿書き。テーマがテーマだけに書き進めれば進めるほど難しくなってくる。宗教というものをいったいどのようにとらえていいのか。その本質が何かから説き起こしていかないと、悪の問題を論じることなどできそうにない。案外これは時間がかかるのかもしれない。
午後から、日蓮遺文の勉強会。依然として「開目抄」。この分でいくと、今年いっぱいはかかりそうな気がする。日蓮の生涯からすれば、後半に属するものだが、著作の量では3分の1にも達していない。いかに日蓮が後半生に集中的に著作活動を展開したかがわかる。
勉強会で質問したのは、「開目抄」での議論を理解できる人間が、その当時どれくらいいたかということ。インドではすでに仏教は衰えているし、中国でも禅はさかんだったかもしれないが、天台はもう見る影もなく衰えていたはず。すると、日本だけに限定されることになるが、その日本でも、これだけ高度な教学の議論は多くの僧侶が理解したとは思えない。それに、日蓮が書いている場は、流刑地である佐渡。佐渡という辺境でこうした議論が展開されていようとは、誰も想像ができなかったことだろう。考えるとひどく特殊で不思議な状況がそこにあったように思えてくる。それが日蓮であるがゆえのことなのだろうか。
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