8月5日(土)
今日も暑い。『寺門興隆』の原稿、ようやく書き上げて、送る。けっきょく、次回に続くという形になった。次は、今回ほどは苦労しないだろう。
最近、『桃太郎侍』とか、『水戸黄門』とかを少し見る機会があったが、とても見れたものではない。昔の時代劇は確実にもっとおもしろかったが、フィルムがビデオに変わったせいか、何か単調で、全体の雰囲気が暗い。おそらく、こうしたドラマの監督や脚本家は、時代劇を見たことがない人たちなのではないか。少なくとも、歌舞伎を見たことなどないだろう。時代劇の基本は、やはり歌舞伎で、歌舞伎独特の見せ場の作り方をまねる事で、人気を集めてきたのではないか。その部分を理解しないで時代劇を作ろうとすると、何かよくわからないものになってしまう。明るさ一つをとっても、歌舞伎に学ぶべきものは少なくないはずだ。
現代を舞台にしたドラマにしても、たいてい、その設定を聞いただけで見る気が失せるものが少なくない。それも、日常の社会生活のなかでドラマが失われてしまったせいかもしれないが、メディアではいろいろな出来事が取り上げられており、まったく社会からドラマがなくなったわけでもないだろう。そうした社会の動きと、ドラマとが明らかにずれている。亀田問題を含め、テレビが大きな衰退期に入っていることは間違いないが、その動きはなかなかとまらないだろう。
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