9月20日(水)
『日本人の宗教史』近代の部分を書き続ける。その2章ではキリスト教の問題を扱い、とくに内村鑑三と新渡戸稲造の思想を問題にし、キリスト教の土着化、道徳化の問題を考えてみた。おそらくその具体的なあらわれとなったのが、ミッション・スクールだろう。そこまで10枚と少し書き進める。
これが終わったら、ふたたび宗教と悪の問題について一冊書く作業に戻らなければならないが、これまで書いたものはそのままにして、悪の問題のきっかけとなったオウムのことに戻ろうかと思う。麻原の裁判がはじまったとき、中沢新一や吉本隆明などは、麻原が法廷において殺人を肯定する思想を語ったとしたら、そこには意味があるという立場をとっていた。そこらあたりから考えてみたらどうかと思い、改めて構成を考え直してみたら、いけそうな感じになっていた。やはり具体的な問題もなしに、抽象的に議論を進めるのは難しい。最後はニヒリズムの問題に行き着きそうだが、そうなれば意味のある議論が展開できるのではないだろうか。
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