11月15日(水)教育基本法での宗教教育
西武の松坂投手には、60億円という巨額の金額がつけられた。想像を超える額だが、それでもメジャー・リーグはペイするということだろう。いったいどうなっているのか、その仕組は興味深い。こうしたニュースが伝えられると、やはりサッカーよりも野球ということになるだろう。日本サッカーの人気の凋落の方が、実は野球よりもはなはだしいのではないか。サッカーの方が世界市場でも、野球は、アメリカと日本という経済大国にしっかり基盤をもっている。この分では、中国の野球が強くなれば、野球が強い国と経済的に力がある国とが重なってきて、サッカーは発展途上国や、階層社会でのスポーツというとらえ方になっていくのかもしれない。
一方で、教育基本法の改正案が、委員会で採決された。そのなかで気になるのは、宗教教育にかんする部分だろう。改正案では、「第一五条(宗教教育) 宗教に関する寛容の態度と一般的な教養ならびに宗教の社会生活における地位は、教育上尊重される。国公立の学校は、特定の宗教のための宗教教育、宗教的活動をしてはならない」となっているが、この条文、文章がおかしくはないだろうか。一般的な教養というのは、今回新たに盛り込まれたものだが、それが教育上尊重されるというのは、表現としてあまりに曖昧だ。宗教の問題に首をつっこみたくないという気持ちはわかるが、今の世界情勢のなかで宗教についての「一般的な教養」が不可欠なものであるのは事実だろう。それをもっと積極的に与える努力をすることを表明すべきではないだろうか。
« 11月14日(火)いろいろな一日 | Main | 11月16日(木)世界で戦うということ »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 11月11日(月)菅谷幸浩さんの朝日カルチャーセンター新宿教室での青嵐会についての講義を聴く(2024.11.11)
- 10月15日(火)衆議院選挙がはじまり落合貴之氏の出陣式に行く(2024.10.15)
- 9月18日(水)『創価学会教学要綱』についての講演の要旨をまとめた(2024.09.18)
- 4月27日(土)話題の東京15区について書いてみた(2024.04.27)
- 3月31日(日)桜も咲く中朝日カルチャーセンター新宿教室で中田考さんとカリフ制再興をめぐって対談をする(2024.03.31)
Comments