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November 01, 2006

11月1日(水)獅童は歌舞伎役者か?

 中村獅童が離婚するのではという報道で、騒ぎになっている。家庭の事情はまったくわからないが、獅童という位置づけの曖昧さが、そこには何ほどか影響しているのではないかとも思う。この報道で、獅童の父親の姿を初めて見たが、子役の時にやめてしまい、父親は獅童の師匠になれなかった。同じ一門の萬屋錦之介が舞台における親代わりのような存在だったのかもしれない。けれども、錦之介も亡くなってしまい、獅童は後ろ盾を失ったことになる。それを支えたのが勘三郎ということになるのだろう。けれども、その位置づけはずっと不安定なままで、映画「ピンポン」に出て、人気が出たので、歌舞伎の舞台でも注目されるようになったところがある。

 最近の舞台活動でも、新橋演舞場で、丹下左膳や森の石松を演じてはいるものの、歌舞伎の舞台に立つことは少ない。毎年、浅草公会堂の正月公演に出ているのが目立つくらいだろう。私も実際に獅童が歌舞伎を演じるのをほとんどみたことがない。少なくとも、大きな役をやっているのをみたことはない。その意味で、役者であり、舞台役者ではあるけれど、いわゆる歌舞伎役者といえるのかどうか、その立ち位置は曖昧で、これからどうなっていくかもわからない。

 そうなると、梨園の妻としての役割も曖昧になるし、子供についても、その将来を含め、やはり立場は曖昧だ。そうした様々な点での曖昧さが、歌舞伎役者としての獅童を難しくしていて、それがもしかしたら家庭生活にも影響したのかもしれない。歌舞伎の家に生まれつつ、父親を師匠とはできず、歌舞伎中心に活動しないということは、ほかに例がないので、彼特有の難しさということになるのだろう。

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