11月2日(木)永沢光雄さんは知らない方だけど
注文していた『超漢字Ⅴ』が届いたので、今日からウィンドウズに入れて使っている。ネイティブな環境で使うよりも、やはりリアクションが遅い感じがするが、便利であることは間違いない。ただ、ワコムの電子ペンがうまく使えないのが難点。これは、使えないことになっているらしい。あるいはどなたかがドライバーを作ってくれるかもしれないので、それをまとう。マウスはやはり使いにくい。
新聞によれば、『AV女優』などの本を書いたライターの永沢光雄さんという方が亡くなられたとのこと。私は彼の本を読んだことがないし、面識も全くないが、物を書いて食べていた人が亡くなるというのは、複雑な思いがする。しかも、47歳で肝障害が死因とのこと。調べてみると、永沢さんは、43歳のときに咽頭ガンにかかり、声を失ってしまったらしい。その闘病記が本にもなっているようだ。ネットで見る限り、相当に酒を飲んでいたようで、やはりそれが答えたのだろう。
私は、ライターの人をあまり直接知らないのでわからないが、話を聞いたところ、物を書いて食べていくことは相当に大変で、精神的にもきつく、酒に走る人が多いらしい。私も、大学をやめて、数年のあいだは、仕事も少なく、とても食べられるような状態ではなかった。たんにそうした経済的な問題だけではなく、何かを書くということは、テーマを見つけなければならないし、資料も集めなければならないし、それを本にしてくれるようまとめなければならないしと、相当に過酷な作業をこなさないといけない。これは、仕事の内容としては、かなりきついことで、それに耐える精神力は並大抵ではないのかもしれない。私のように、社会的に一度死んで、身体的にも一度死んだ人間は、どこかもうけものの人生のようなところがあるので、耐えられるのかもしれないが、それは誰にでもできることではないだろう。そんなことを考えた。永沢さんのご冥福をお祈り申し上げます。
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