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November 04, 2006

11月4日(土)赤旗祭りで小三治を聴く

 知り合いから入場券をもらったので、夢の島公園で開かれている「赤旗祭り」に出かける。新木場の駅を降りると、警察車両が大量に止まっていた物々しい警戒ぶりだ。その中を相当にたくさんの人が会場をめざしていく。いったいどういうものなのか、想像ができなかったが、来ている人はかなり多い。10万人の人出だという話も聞こえてきた。

 とりあえず、中央広場で、ソウル・フラワー・ユニオンというバンドの演奏を聴く。沖縄のグループのようだが、ロックバンドとはいいながら、沖縄民謡のような演奏だ。その後、青空寄席で小三治が出るというのでそちらに行ってみる。夢の島マリーナに面した全くの原っぱだがおびただしい数の人が集まっている。まだ、その前の漫才をやっているところだが、これだけ多くの人が一度に落語を聞くなどということはめったにないことではないだろうか。

 大歓声のなか小三治があらわれる。手を振って歓声に答え、なぜかカメラで観客席をとっている。この人、落語自体よりも、その前に勝手に言いたい放題言っているときの方が遙かにおもしろい気がする。場の空気を支配する力があるということだろうか。聴衆は大喜び。それに比べると落語の盛り上がりはもう一つだが、途中、空を飛ぶヘリコプターの音がうるさいのを、落語の中に織り込んで「打ち落とせ」などと言うところで、盛り上げていた。こうした小三治をみることができるのは、赤旗祭りだけかもしれない。落語ファンには必見の場だ。

 それに比べると、中央広場でしゃべっている志位委員長の演説はまったくおもしろくない。野党の立場に甘んじ、政権を取ろうとする意欲を失った政党の委員長だからだろう。こうしたある意味内輪の集まりなら、もっと破天荒なことを言って、もりあげたらどうか。そうしたら、党外の支持も集まるように思う。

2006_270

 それから、物産展を回るが、いろいろと店があっておもしろい。多くの参加者はこうした物産展を目当てにきているのだろう。考えてみると、これだけ規模の大きな祭りというのはほかにないのかもしれない。書籍のコーナーでは、不破哲三氏がサイン会をやっていた。

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