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November 2006

November 30, 2006

11月30日(木)すべては家業である

 昼から大学へ行き、安全・安心の実務家コースⅡの打ち合わせをする。時間帯としてどこがいいのか、それがまだ決まらない。勤務先がある人で考えれば、やはり平日の夜か、土曜の午後だろうか。ちょっと考える。

 打ち合わせが終わってから、新しい企画について考えてみる。「家業」ということに関心があるが、今の社会の職業というのは、家業と非家業に分類されるのではないか。家業というと、和菓子作りとか、造り酒屋とか、そうしたイメージがあるけれど、警官や自衛官、刑務官、それに高級官僚でも、親子でなっていたり、さらに祖父から3代同じといった感じで、家の中で仕事が受け継がれている傾向がある。家業があるということは、人生が決まってしまっているように思えるかもしれないが、そこの部分で悩まなくてもいいというところは、人生の展開を考えると恵まれていることなのかもしれないと思う。そういえば、海老蔵が、歌舞伎の家に生まれていいことはと聞かれて、将来が決まっていることと答え、逆に悪いことはと聞かれて、将来が決まっていることと答えていたのを思い出す。このテーマで本を作ってみたいと思っているが、どうなるだろうか。

 

11月29日(火)やっぱり寿司が

 朝からライブラリーへ行く。ポイントの方が余っているので、朝から夕方までワークスペースを借りた。『NA』の本、一応最後まで書ききる。全体で400枚を遙かに超えているが、これをどう直していくかが問題だ。おそらくかなり枚数も減ってくるのではないか。

 午後から、宝島の編集者と打ち合わせをする。聞かれて差し障りがあるという話でもないが、やはりライブラリーだと、安心して話ができるのがいい。別の企画も持ち出したりしたので、けっきょく3時間くらい話をした。

 仕事にも一区切りがついたので、魚真乃木坂店に行く。先日ほどではないが、店の方はかなり混んでいる。今日は、立ち食いの寿司の方にする。立ち食いというのは落ち着かないが、お好みで寿司を食べるにはこちらの方にしないとだめなようになったいる。生ビールも自分で注ぐセルフサービスシステムははじめてだった。一般の席でも寿司は頼めるが、それが松と竹の二種類で、ネタを選べない。寿司はかなりうまかったのだが、立ち食いで食べる方は、さらにうまい。店の人の話だと、一番いいネタが、そこにならんでいるらしい。二人で、生ビールに大きな生牡蠣、そして寿司をかなり食べて、7500円。おそらくこの値段で、これだけの質の高いものは、ほかでは食べられないだろう。

November 28, 2006

11月28日(火)あの交番が

 昨日の深夜、テレビのニュースで、桜上水と下高井戸のあいだの踏切で事故があったという報道がなされた。甲州街道から我が家の方へ入ってくる細い道でのことに違いないと思ったが、やはりそうだった。あの道で立ち往生してしまうと、行き場がなくなるのかもしれない。タクシーで都心から帰ってくると必ず通る踏切だけに、事故としてはいやだ。

 『NA』の本、15枚くらい書く。そろそろ終わりが見えてきた。明日ライブラリーで仕事をするので、もしかしたら終わりまで行くかもしれない。

 買い物に経堂に出ると、駅前の交番が壊されているのを目にする。駅が完成し、南口の方に交番が移ったせいだ。この交番はいわくつきの交番で、昔事件があった。もう20数年前のことになるが、その頃、経堂に住んでいた人間なら忘れないだろう。その事件が起こった後、ものすごく交番が親切になったのを覚えている。最近では、北口よりも南口の方が犯罪が多く、それが南口に移った理由らしい。もう二度と交番が事件の発生源になることもないだろう。


November 27, 2006

11月27日(月)家計調査を依頼される

 『寺門興隆』の原稿を見直す。ノートパソコンの小さな画面で書いていると、ふだんよりも誤字脱字が多い。創価学会の役員、年齢がわからない人がいるが、とりあえず送付する。

 午後は、今書いている『NA』の続きを書く。一応終章ということになっているが、全体を見直すと構成を変えなければならないかもしれない。これに関連して、『虹の階梯』に参考にした文献としてあがっていた、ラマ・ケツン・サンポによる講義の英語の本が送られてくる。照合してみると、構成などはほとんど同じだ。種本といってもいいほどにている。もちろん、同じ人間が講義をしているわけだから、内容が似てくるのは仕方がないにしても、参考にしたという程度ではないのだろう。

 ヤフー・バージョンのインターネット・エクスプローラー7をインストールする。タブの機能が加わっているが、果たして使いやすいのかどうか。ソフトの進化というのは評価が難しい。

 夜、総務省統計局の家計調査を依頼される。これから4ヶ月間、家計簿をつけなければならなくなった。いったい自分の家がどういった家計で運営されているのか、それを確認することは必要かもしれない。

November 26, 2006

11月26日(日)六本木ヒルズのクリスマス

 久しぶりにヒルズのライブラリーに行く。今月ははじめてだ。今書いている本の原稿の印刷をしたかったので、出かけた。休日だとあまり人がいないので、少し多めにプリントしても気が引けない。ついでに、『寺門興隆』の原稿を書くことにした。半分くらいできればいいだろうくらいに思ってはじめたが、結局、最後まで書ききってしまった。ライブラリーだと、家だと違って、おいてある本や景色以外息抜きすることがないので、集中できる。仕事には何よりだ。帰りがけに、イワキで眼鏡を調整してもらい、洗浄液も補充してもらう。
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 帰りは乃木坂の駅から、唐木田行きの多摩急行に乗ったのだが、不思議な集団がいた。みな、黒い背広を着ていて、席に腰掛けているのだが、皆、すっかり寝入っている。不思議なのは、黒い背広が制服ではなく、各自違うこと。しかも誰もが荷物をもっていない。それに、同じ車両に集中して座っているのではなく、各車両に分散している。あるいは、座るために散ったのかもしれないが、車内で携帯で話しているところを見ると、東京の人間ではなく、地方から来たように思えた。ものすごく時間がかかる何かの集会に参加して、宿舎に帰るところといった風情なのだろうか。それとも、早朝に出てきて、ただ眠いだけなのだろうか。何の集団か興味は引かれたが、聞いてみるわけにもいかなかった。

 帰ってから、「氷点」の後編を見る。あまりに展開が早くて、やはりダイジェストを見ているような感じだ。これなら、1クール使った連続ドラマにしたほうがよかったのではないか。一番、驚いたのは、窪塚の弟。これまで見たことがなかったが、独特の雰囲気があって、役者としておもしろい。三島由紀夫の『春の雪』、彼を主演に映画を作るべきだったのではないか。不思議な品があって、これからおもしろいかもしれない。

November 25, 2006

11月25日(土)エビスの琥珀

 2本目の電話回線、NTTからKDDIに変更したのだが、電話機にブーッと言うノイズが入るようになった。回線を変更してからずっとその状態なので、そのせいだと思うのだが、昨日工事の人に来てもらっても、異常が発見できず、電話機にせいにされた。そこで今日もう一度来てもらったが、なかなか原因がわからなかった。回線が変わったことで、電圧に変化が出たようで、それが原因なのだが、電話機を変えても、雑音が変わらない。工事の人もしばらく考えていて、けっきょく、北の部屋にある回線なので、湿気でさびが出ているのではと言うことになった。やはりさびていて、それを交換してもらう。修理代金が発生しそうになったが、KDDIの方で負担してくれると言うことで決着がつく。マンションの部屋は、やはり湿気が大敵だ。

 夜、エビスの限定醸造、琥珀を飲む。色が少し黒ビールっぽく、味も、黒ビールに少し近い。瓶で飲んでみないと本当の味はわからないが、たしか缶でしか出ていないのではないか。

 話題のドラマ、「氷点」の前編を見る。オリジナルの新珠三千代、内藤洋子のコンビがいかにすごかったかと改めて思った。時間を短縮しているため、ダイジェスト版を見ているようなところもあるが、それなりに見せるのはやはりすごい。最後のところから、次の展開がどうなるのか。期待をふくらませてくれるところに、物語の強さがあるのだろう。

November 24, 2006

11月24日(金)アニタ・オデイ死す

 アメリカのジャズ歌手、アニタ・オデイが亡くなった。87歳と言うからかなりの高齢だが、今年CDをリリースしたと言うから驚く。彼女は、ジャズ映画の傑作「真夏の夜のジャズ」に出演したときが印象的だった。これは、ニューポート・ジャズフェスティバルの記録映画で、彼女はやけに目立つ大きな帽子をかぶって舞台に登場し、歌っていた。品があるというか、そんなところがよかったのかもしれない。大物ジャズシンガーも、ほとんどがこの世を去った気がする。大歌手というのはもう出てこないのかもしれない。

 懸案の羽毛布団を買う。いろいろと検討してみたが、羽毛布団の価格の開きというのは実に大きい。やすいのだと、それこそ1万円を切るものもあるけれど、高いものになると、数百万円にも達する。今回買ったものは、ダブルで5万円くらいのものだが、これが10万を超え、100万を超えるといったいどうなるのだろう。5万円でも十分に暖かく、これなら冬も快適にすごせそうだ。

November 23, 2006

11月23日(木)勤労感謝の日だというのに

 勤労感謝の日だが、平日と変わらず、仕事をする。本も最後の部分にさしかかり、全体を見直してみないとしかたがない時期に来ているようにも思う。ただ、一応最後まで書いて、あとから直そうとは思っている。全体で400枚くらいになりそうだ。

 ここのところ、いくつか仕事が入ってきたりして、少し忙しくなってきた。3冊くらい本の予定もできたし、先端研の安全、安心の方も実務家コースのプランを立てなければならない。単発の原稿や英語の論文もあるし、なぜか年末になると毎年忙しくなってくる。だからといって、来た仕事を断るわけにもいかないし、なんとかこなせるようがんばるしかないだろう。毎日毎日のことが決まっていない仕事だけに、どこまでやればそれで終わりというけじめの付け方が難しい。あわただしい年末になるのだろうか。

 

11月22日(水)こんな狐忠信見たことがない

 正直驚いた。新橋演舞場で、花形歌舞伎の夜の部を見たけれど、最後の「義経千本桜 川連法眼館」は圧巻だった。いつもいろいろと驚かしてくれる海老蔵だが、今回の舞台はその本領が発揮された舞台だった。

 まず、本物の忠信の出が違う。化粧を変えているのか、完全に病み上がりの姿。故郷出羽で破傷風にかかって死にかけたということをそのまま描いている。その病んだ姿が、美しくもあり、また、自分がもう一人いるということを聞いて当惑するところにうまく合致している。病み上がりだと言うことは、指導を受けた猿之助から言われたようだが、猿之助の舞台では、こうではないのではないか。

 すごいのは狐忠信になってから。狐言葉は、いろいろと批判もあるようだが、相当に工夫はしているものの、まだ完成の域に達していないものと見た。それでも、ほかの役者が狐言葉を使ったときの不自然さというか、ぎこちなさがない。そこに十分に狐としての感情が、しかも子狐としての感情が表現されている。

 そして、圧巻は身のこなし。なぜこれほど軽やかなのか。人間業とも思えない。狐としての喜びの表現は、とかく大げさに見えるものだが、やはりそれがない。子狐の嬉しさが、そのまま観客に伝わってくる。宙乗りでの全身を使った喜びの表現は、誰もやったことのない新しいものではなかっただろうか。

 最初から最後まで食い入るように見てしまった。昼の弁慶もよかったが、やはり今回はこの狐忠信につきる。葵太夫とのコンビも、「実盛物語」のときを思い出した。要するに、「助六」も含め、海老蔵の真骨頂は「語り」にあるのかもしれない。一人で、一つの物語を語ったとき、そこには独特の世界が繰り広げられる。

 海老蔵もそうだが、松録も菊之助も声が少しつぶれている。あまり気にならないが、それだけ今回の舞台は過酷なのだろう。ほかに、「馬盥」の松也と「船弁慶」の梅枝の成長が著しい。若手だけで、これだけの舞台ができるというのは、本当にすごいことなのだと改めて思った。

November 21, 2006

11月21日(火)鮒は実は緋鮒

 鮒のなかの一匹が、色が変わっていた。頭が白っぽくなったり、体に赤が入ったりと、いつの間にか変化していた。どうもこれは、緋鮒と言われている種類らしい。成長して、色が表に出てきたのだろう。これからどうなっていくのか、楽しみだ。

 井上章一氏が御厨さんの授業に出て、その後、研究室の方にくるというので、大学に行く。彼には久しく会っていなかった気がするが、かなり長い間話をする。いろいろとおもしろい話が出て、勉強になったが、キリスト教に関心があるのは、ミッション・スクールの出身だからのようだ。エッチな分野への関心も、それと無関係ではないだろう。最後は、研究室の若いメンバーとも懇談し、京都に帰っていった。

 その後、安全安心プロジェクトの実務家コースの相談をする。1の方はすでに始まっていて、私が担当する2の方も、年明けには始めなければならない。どういったやり方でやるのか、来週には決めようと思う。

November 20, 2006

11月20日(月)純粋経験をめぐって

 今書いている本の作業を進めるなかで、「純粋経験」というところにぶちあたった。これは、アメリカの心理学者ウイリアム・ジェームズの提唱した概念で、西田幾多郎が、その哲学の基礎に据えたことはよく知られている。西田の『善の研究』は、いわば純粋経験論のような書物だ。しっかりと読んではいないけれど、岩波文庫ではジェームズの『純粋経験の哲学』という本も出ている。

 ジェームズは有名だし、宗教学の分野でなら宗教心理学の古典的な著作である『宗教経験の諸相』が名高い。宗教体験、神秘体験の百科全書のような本で、体験を読んでいくだけでも興味深いが、この本では、体験の価値の問題を聖者性という、人格の外側にあらわれたものに求めていくのに対して、『純粋経験の哲学』では、反対に、体験の中身の方へ向かっている。それを西田は、参禅の体験と照らし合わし、善の悟りが純粋経験として論じることができることに気づいたわけだ。興味深いのは、夏目漱石も、ジェームズには強い関心をもっていて、彼が提唱した「意識の流れ」の手法を取り入れているところもある。そのあたりのことは、『人を信じるということ』のなかでふれた。

 そこに再びぶちあたったのは、中沢新一の「カイエ・ソバージュ」のシリーズを読み通したからだ。そのなかでは、「流動的知性」ということばが使われているけれど、けっきょくそれは、純粋経験と等しいものとして考えていいだろう。中沢は、フロイトの無意識は持ち出してくるが、純粋経験にはふれない。宗教学の人間なら当然、ジェームズには目を通しているはずなのだが、どうもあえてふれていない気がする。もし流動的知性を純粋経験として論じれば、彼の論考から独創性が消えると判断したのではないだろうか。そこらあたりに大きな問題がある気がする。

 それにしても、いつかこの純粋経験のことは、宗教学の問題として考えてみたいと思っている。井筒俊彦が『意識と本質』のなかで展開したことも、結局は、この純粋経験の問題につきているような気もする。その意味では、西欧的な神と、純粋経験とは、根本的な対立関係にあるものと見ていいだろう。前に『神と空』という本を書いたけれど、空も純粋経験に通じているはずだ。

 

November 19, 2006

11月19日(日)英語で論文

 いよいよ冬が近づいてきた気配で、冷たい雨が一日中降っている。12月中旬の寒さととか。今年は暖かい日が続いていたので、急に寒くなったような気がする。

 まわりまわって、英語で論文を書かなければならないことになってきた。テーマは、宗教の戦争観というもので、複数の著者がそれぞれ別の宗教を担当し、それぞれの宗教が戦争というものをどのようにとらえ、暴力の使用をどのような形で認めるか、あるいは認めないかということを論じるというもの。最初は、断ろうかと思ったが、これも何か後につながることがあるのかもしれないと考え、引き受ける方向になってきた。ただ、英語を誰かに見てもらう必要はあるだろう。国際宗教学・宗教史学会議のときに、発表原稿を英語で作ったことがあるが、それ以来になる。8000ワードから10000ワードというから、日本語だと40枚くらいだろうか。以前、日本語で書いた論文を二度ほど翻訳して載せてもらったことはあるが、自分で書かないと、どうも雰囲気が違うというところはある。ただ、慣れていないので、結構大変だろう。その点、少し憂鬱だ。

11月18日(土)「チャングムの誓い」が

 散歩がてら、買い物をする。セレクトでコーヒーを頼み、魚真に行き、セレクトでコーヒーをうけとる。そこから、最近パンを買うことが多い、ラ・ビ・エクスキューズへ行く途中、すずらん商店街に新しい店ができているのを発見する。一軒は、蒸し物料理というか、そういった感じの店。きれいな店だが、場所柄、それでやっていけるのだろうか。もう一軒は、前からあるのかもしれないが、小さなバーがあった。メニューには、日本酒として、私の好きな出羽桜があがっていたので、バーと言うよりも居酒屋なのかもしれない。

 最近ずっと見ているNHKの「チャングムの誓い」が最終回になってしまった。やはりドラマは権力が絡まないとおもしろくないし、これだけいろいろなことが次々に起こり、主人公が危機に見舞われるというのがよかった。ただ、これは韓国ドラマに特有なことだろうが、筋の展開がけっこういいかげんで、急に話が変わってきたりするのには驚かされた。今、ほかにドラマとしておもしろいのは、「14歳の母」ではないか。「白い巨塔」の井上由美子脚本なので、人物像が皆、たくましく描かれている。設定がかなり不自然で、起こりそうにない話だが、そこは脚本家の強引な力で物語を作り上げている。その強引さは、チャングムに通じるものかもしれない。

November 17, 2006

11月17日(金)浅草寺もライトアップ

 午後、新宿の常円寺で、日蓮遺文の勉強会。今年のはじめから読み始めた「開目抄」がようやく終わった。日蓮の生涯においてきわめて重要な文書だが、問題もいろいろある気がする。来月は、小松先生のまとめがあるようなので、それを楽しみにしたい。次には、「観心本尊抄」が控えているが、それで大きな山は越えたことになりそうだ。

 夜、浅草へ向かう。電通の渡辺君の紹介で、スポーツ・マネジメントの広瀬一郎さんと浅草寺裏の居酒屋「さくま」で飲む。広瀬さんからは、『スポーツマンシップを考える』という著書をいただく。ちょっと興味があるオシム監督の兄弟関係のことをおたずねしたら、調べてくれるようだ。

 帰りがけ、浅草寺を通って浅草の駅まで向かったが、本堂と五重塔がライトアップしていて、夜10時近いのに参拝に訪れる人たちもいた。最近寺社では、こうした試みが目立つが、ふつうなら真っ暗になってしまう寺や神社に夜明かりがともっているというのは、周囲の雰囲気を明るくする上で役立っている気がした。浅草は夜が早い町という印象があるけれど、こうしたことで変わっていくのかもしれない。

November 16, 2006

11月16日(木)世界で戦うということ

 『NA』の本、第5章が終わる。次の章でだいたいのことは言い尽くせるだろう。それで、400枚になる。結論をつければ、400枚をはるかに超えそうだ。見直したとき、どうなるかはわからないが、思ったより量がある。

 午後は、『中央公論』の編集者と打ち合わせをする。来年1月に出る号に三田会のことを書くことになった。興味を持ってくれてありがたい。これをはずみに本の方も仕上げたいと思う。

 スポーツ界は、松坂の話題でにぎわっているが、それはプロ野球選手の流失という問題ではないのだろう。メジャーリーグは、いってみれば、世界戦のようなもので、一流選手なら、誰でもそこで戦うことを夢見る。見る側も、一流の選手同士が戦うことを望む。それに、大リーグの選手でも、金さえ出せば、日本に来るわけだから、問題は球団の経済力ということになる。その経済力をいかにつけるか、結局はビジネスの問題に還元されるということだろう。

November 15, 2006

11月15日(水)教育基本法での宗教教育

 西武の松坂投手には、60億円という巨額の金額がつけられた。想像を超える額だが、それでもメジャー・リーグはペイするということだろう。いったいどうなっているのか、その仕組は興味深い。こうしたニュースが伝えられると、やはりサッカーよりも野球ということになるだろう。日本サッカーの人気の凋落の方が、実は野球よりもはなはだしいのではないか。サッカーの方が世界市場でも、野球は、アメリカと日本という経済大国にしっかり基盤をもっている。この分では、中国の野球が強くなれば、野球が強い国と経済的に力がある国とが重なってきて、サッカーは発展途上国や、階層社会でのスポーツというとらえ方になっていくのかもしれない。

 一方で、教育基本法の改正案が、委員会で採決された。そのなかで気になるのは、宗教教育にかんする部分だろう。改正案では、「第一五条(宗教教育) 宗教に関する寛容の態度と一般的な教養ならびに宗教の社会生活における地位は、教育上尊重される。国公立の学校は、特定の宗教のための宗教教育、宗教的活動をしてはならない」となっているが、この条文、文章がおかしくはないだろうか。一般的な教養というのは、今回新たに盛り込まれたものだが、それが教育上尊重されるというのは、表現としてあまりに曖昧だ。宗教の問題に首をつっこみたくないという気持ちはわかるが、今の世界情勢のなかで宗教についての「一般的な教養」が不可欠なものであるのは事実だろう。それをもっと積極的に与える努力をすることを表明すべきではないだろうか。

November 14, 2006

11月14日(火)いろいろな一日

『福神』の原稿が終わったので、『NA』の仕事に戻る。

 夕方から、新しい本の企画の打ち合わせをする。『日本宗教美術史』、あるいは『日本宗教芸術史』を書こうという大胆な試みだが、話していて、基本的な方向性だけは出てきた気がする。美術を、それ自体としてだけ論じるのではなく、環境というか、共同性というか、それがどういった場で機能しているかを視野に入れる必要がありそうだ。

 それに続いて、『アエラ』の取材を受ける。いろいろ話したが、内容は曰く言い難い。いったいどんな記事になるのか、できてみないとわからない。

 その合間に、英語の本に論文を書く話がふってくる。なかなか難しそうなテーマなので、どうするか。ちょっと考えなければならない。

11月13日(月)タニシに子供が

 『福神』の宮沢賢治についての原稿を仕上げる。どう最後まとめていいかで苦労する。やはり賢治は苦手かもしれない。

 夕方、先端研に出かける。研究室内の研究会で、新しく来た菅原君が発表をする。中選挙区制度が自民党に有利に働いていたことの統計学的な検証の話だった。数字的な部分はよくわからないが、いろいろと興味深い点があった。終わってから、そこで懇親会。

 家に帰ってみると、ドジョウを入れた水槽のタニシが子供を生んでいた。調べてみると、タニシは繁殖力が大せいらしい。小さなミニタニシが水草に乗っているところは、あじさいの葉の上のカタツムリのようだ。これがどうなっていくのか。楽しみではあるが、あまり繁殖力が強いと困ったことになる。

November 12, 2006

11月12日(日)携帯を変えようか

 昨日、どこかで携帯の電池カバーを落としてしまったのかもしれない。あるいは、家の中に落ちているのかもしれないが、まだ見つかっていない。思い当たるところもあるので、明日あたりたしかめてみようと思うが、そろそろ携帯を買い換えてもいい時期に来ているのはたしかだ。

 番号持ち運び制度もはじまっているが、今使っているauを、DoCoMoやソフトバンクに変える必要もないだろう。auで十分用が足りているし、年割りの割引もあるので、このままauでいいと思う。今は、折りたたみでないタルビーを使っているけれど、今は、折りたたみでないものはないようだ。スライド式もないようで、ほとんどが折りたたみ式。そのなかで選ぶとしたら、やはり薄いのがいいかもしれない。ちょっとauショップでものぞいてみることにしよう。

November 11, 2006

11月11日(土)経堂に李白あり

 朝、フレッシュネスバーガーに行く。最近、新しく売り出されたクラシックバーガーを食べる。味がシンプルなのがいい。ふつうのバーガーは、ソースやドレッシングなど味付けが濃いいし、バンズがしめってしまうのがよくない。

 買い物をしたあと、久しぶりに李白による。長い間、休んでいた時期があるが、ふたたび開店してからははじめて寄った。前は、土足のまま入れたが、今は入り口で靴を脱ぎ、スリッパに履き替えるように変わっている。コーヒーも100円安くなったが、ゼリーがつくなど、なかみは変わらない。いつものように、時計の音と、李朝時代のびわの演奏だろうか、ひどく単調な音楽が流れている。ほかに客がいないと、催眠術にかけられているような感じがしてくる。しかも、今日は外で雨が降っていて、その音がかすかに聞こえてくる。全体にしめったようで、それが悪くない。やがて、ほかにも2組の客が入ってきたが、電話でやっているかどうかをたしかめてくる人たちもいる。靴をぬいで入るようになったことで、よりどこかの家に呼ばれたような感覚が増している。こんな建物を仕事場にしてみるのもいいかもしれない。

November 10, 2006

11月10日(金)海老蔵の弁慶だ

 新橋演舞場に、花形歌舞伎を見に行く。松録の「番長皿屋敷」、海老蔵の「勧進帳」、菊之助の「弁天小僧」。海老蔵の弁慶は、海老蔵襲名披露の大阪松竹座でみて以来。そのとき、海老蔵は風邪を引いていたようで、体調が万全ではなかった。今回は、体の方は相当に調子がいいようで、「勧進帳」あっという間に終わってしまった。やはりその迫力は相当なものだ。いくつか、工夫もみられたが、とくに勧進帳を読み上げる部分で、3度何も書いていない巻物に目を近づけ、読みにくい文字を読んでいるかのようなふるまいをしたのは、今回がはじめただろうか。ほかの役者の「勧進帳」でも、そうした工夫はなかったように思う。富樫に振る舞われた酒を飲む場面も、ユーモアたっぷりで楽しめた。とにかくスピード感と迫力とは申し分ない。ただ、台詞をものすごい早口で言えるままに行くところが、聞きづらかったりもする。

 松録は、だんだんいい声になってきているが、青山播磨に特有の陶然とさせてくれるところにはまだ達していない。しかし、ゆっくりではあるが、この人着実に先へ進んでいる。一方、菊之助、きれいだし、うまいのだが、破天荒なところがなく、そこが弁天小僧として物足りない。総じて、それが彼の欠点だろうか。なんか、優等生過ぎる気がする。

 新橋演舞場が終わってから、朝日新聞社に行き、『週刊朝日』の取材を受ける。創価学会の新会長の人事のことについてだが、今朝の聖教新聞を見ると、たんに会長が替わっただけではなく、組織全体の仕組みが大きく変わったようだ。とくに注目されるのが、未来本部ができて、その本部長に池田ジュニアが就任したこと。ほかにも、教学部の体制が強化された。これは、どちらも『創価学会の実力』で指摘した、現在の創価学会の弱点につながる。まさか、私が書いたから、それで強化したのではないだろうが、私の指摘の妥当性が一応証明されたとは言えそうだ。

11月9日(木)創価学会で何が起こった?

 朝、「聖教新聞」をみていたら、創価学会のホームページがリニューアルされたというニュースが載っていた。さっそくアクセスしてみると、たしかに全面的に刷新されていた。そのとき、会長や理事長、各部長の経歴が掲載されているのをみた。

 すると、共同通信が、秋谷栄之助会長が辞意を固めたというニュースを流したのを知る。併せて、理事長も交代すると記されていた。新会長には、原田稔氏が、新理事長には正木正明氏が就任とも伝えられていた。

 それから、国立劇場に「元禄忠臣蔵」の第二部を見に行く。やはりなんといっても、「御浜御殿」がおもしろい。戯曲としてもよくできているし、梅玉の綱豊卿、翫雀の助右衛門がいい。これは、歌舞伎座で是非みたい気がした。橦木町と南部坂は、どちらも大幅にはしょってあるせいもあるのだろうが、盛り上がりに欠ける。橦木町は説明ばかりになっているし、藤十郎の内蔵助が、どうも印象が弱い。男としての強さがあって、それを押し隠しているということでないと、内蔵助は難しいのではないか。

 食事をして、家に戻り、創価学会のホームページを開くと、人事が更新されたとされ、新会長以下の紹介に変わっていた。リニューアルの日に、一番大事な情報が更新されるというのは、どう考えてもおかしい。原田新会長は、もう何年も前から次の会長と言われていたので、人事としては不自然ではないし、新理事長も順当なところだろう。だったらなぜ、7月に秋谷会長が続投し、ホームページリニューアルの日に、ばたばたと新人事が発表されるのだろうか。何かが起こったとしか考えられない。しかし、何が起こったかはわからない。

November 08, 2006

11月8日(水)近くのいいパン屋は

 今日で、53歳になった。3年前、50歳の誕生日は病院のベッドの上だった。それから3年が経ち健康の方はだいぶ回復してきたが、かえって太ってきたのが問題だ。最近は歩くようにしているが、今日も近くを少し歩いてみた。この近く、「オラン」のパン屋がカフェにかわってしまってから、めぼしいパン屋がなくて、それが難点だったが、最近、赤堤通りを八幡山の方に行った途中に、新しいパン屋を発見した。「ラ・ヴィ・エクスキューズ」という小さな店で、基本的に焼いてあるのは、フランス・パン。パン・ド・ミーがいい感じだし、菓子パン類もなかなかいける。というわけで、今日も散歩がてらそこまで歩いてみた。

 それから、桜上水の駅の方に行こうとして、歩いていると、途中にあったセブン・イレブンがなくなっているのに気づく。そういえば、駅から少し行ったところに、最近セブン・イレブンが開店していたが、店が移ったということだろうか。コンビニ業界も今はなかなか苦しいようで、苦戦している店も多いようだが、新しいセブン・イレブンはやはり店として強い気がする。セブン銀行も、みずほが使えるようになったかなり便利になった。郵便貯金も出し入れができるし、これはかなりありがたい。

 53歳というと、サラリーマンだと、定年とかのことを考えるのだろうが、私のような職業だと、むしろこれから働かなければという気になってくる。今回の本には少し気をいれすぎている気もするが、もう少しで300枚というところまでやってきた。いったい何枚になるのか。散歩しながら考えたが、思っていたよりもさらに厚いものになりそうな気がしてきた。

November 07, 2006

11月7日(火)庄司薫『狼なんかこわくない』

 『NA』の本、第5章に入る。突貫工事で書き続けている気がするが、あと2章くらい書くことになるだろうか。

 午後から、大学へ行く。久しぶりに、御厨さんと会うと、中公文庫の庄司薫『狼なんかこわくない』をいただいた。今回、文庫版が改版になり、御厨さんが新たに30枚ほどの解説を書いたという。庄司薫の小説はだいたい読んでいるが、このエッセーは読んでいないと思う。解説を含め、読ませていただくのを楽しみにしているが、なぜ御厨さんがこの本の解説を書くことになったかは、すでにブログでも書いたことをヒントにすればわかるだろう。

 清水君とも会い、楠精一郎さんの告別式の模様を聞く。かなりたくさんの人が集まったようだが、葬儀会館が狭かったせいか、最後に対面はかなわなかったらしい。

 研究室で、『福神』の原稿を少し書いてみる。8枚ほど進んだ。今回は宮沢賢治の特集と言うことで、あまり気が進まなかったが、宮沢賢治について書くことになった。内容は、なぜ気が進まなかったかの理由を述べるものになりそうだ。

November 06, 2006

11月6日(月)推理小説としての研究

 ここのところ、一冊の本にかかりっきりになっているけれど、自然と力が入ってくるのは、書く作業が謎解きになっているからではないかと思う。以前、『父殺しの精神史』という本のなかでも書いたことだが、そもそも研究という作業は、推理小説を書く作業に似ているように思う。まず、謎があり、その謎を解くために、さまざまな証拠を集めていく。証拠はどこに隠れているかわからないので、それを丹念に拾い上げ、想像力を発揮して、一見関係のなさそうなものでも、それが証拠として使えるかを探っていく。そして、集まった証拠を前にして、推理を働かせ、それで謎を解いていくわけだ。

 謎がはっきりしていない研究は、曖昧なものになり、筋道もうまく立ってこない。結局、いい研究というものは、解くべき謎がはっきりしていて、いってみれば、犯人を具体的に思い浮かべられるものだということになる。当然、その犯人は意外な人物でなければならない。最初から犯人に見えるような人物は犯人ではなく、その陰に隠れて、犯行を隠そうとするのが真犯人だ。その真犯人をとらえるまでがスリリングな展開になり、研究をおもしろくする。それは、本を書く作業そのものにも言えることで、おもしろい本というものは、自ずと推理小説のような展開をするものということになるのではないだろうか。

November 05, 2006

11月5日(日)ドジョウのシンクロ

 第2弾として、我が家にドジョウがやってきた。これまで、体が小さくて、生育不良だった金魚のリハビリ用に使っていた水槽に、サイズの違うドジョウ数匹と、タニシやドブガイを入れた。ところが、ドジョウは夜行性で、夜になると活発に活動するので、金魚が迷惑そうにするようになった。そこで金魚は、フナと他の金魚のいる水槽の方に移し、こちらの水槽はドジョウと貝だけになった。

 水槽に蓋がしてあるので、飛び出したりしないが、それがなければ、どうも水槽の外に出てしまうようだ。それだけ活発に動いているが、夜になると、何匹もがくねくねと踊るように泳ぎだし、それがまるでシンクロナイズドスイミングのように見える。魚と違い長い時間泳げない分、休み休み泳いでいるが、その姿は竜のようにも見える。写真を撮ってみたが、夜なので、あまりきれいに撮れなかった。昼にまたチャレンジしてみることにする。

November 04, 2006

11月4日(土)赤旗祭りで小三治を聴く

 知り合いから入場券をもらったので、夢の島公園で開かれている「赤旗祭り」に出かける。新木場の駅を降りると、警察車両が大量に止まっていた物々しい警戒ぶりだ。その中を相当にたくさんの人が会場をめざしていく。いったいどういうものなのか、想像ができなかったが、来ている人はかなり多い。10万人の人出だという話も聞こえてきた。

 とりあえず、中央広場で、ソウル・フラワー・ユニオンというバンドの演奏を聴く。沖縄のグループのようだが、ロックバンドとはいいながら、沖縄民謡のような演奏だ。その後、青空寄席で小三治が出るというのでそちらに行ってみる。夢の島マリーナに面した全くの原っぱだがおびただしい数の人が集まっている。まだ、その前の漫才をやっているところだが、これだけ多くの人が一度に落語を聞くなどということはめったにないことではないだろうか。

 大歓声のなか小三治があらわれる。手を振って歓声に答え、なぜかカメラで観客席をとっている。この人、落語自体よりも、その前に勝手に言いたい放題言っているときの方が遙かにおもしろい気がする。場の空気を支配する力があるということだろうか。聴衆は大喜び。それに比べると落語の盛り上がりはもう一つだが、途中、空を飛ぶヘリコプターの音がうるさいのを、落語の中に織り込んで「打ち落とせ」などと言うところで、盛り上げていた。こうした小三治をみることができるのは、赤旗祭りだけかもしれない。落語ファンには必見の場だ。

 それに比べると、中央広場でしゃべっている志位委員長の演説はまったくおもしろくない。野党の立場に甘んじ、政権を取ろうとする意欲を失った政党の委員長だからだろう。こうしたある意味内輪の集まりなら、もっと破天荒なことを言って、もりあげたらどうか。そうしたら、党外の支持も集まるように思う。

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 それから、物産展を回るが、いろいろと店があっておもしろい。多くの参加者はこうした物産展を目当てにきているのだろう。考えてみると、これだけ規模の大きな祭りというのはほかにないのかもしれない。書籍のコーナーでは、不破哲三氏がサイン会をやっていた。

November 03, 2006

11月3日(金)府中刑務所から日本橋三越へ

 文化の日ということで、恒例の府中刑務所の文化祭に行く。ここを訪れたのははじめてだが、私のような世代だと、3億円事件のことを思い出す。住宅街のなかにあるせいか、訪れる人も多い。けっきょくは、刑務所で作られる製品の即売会という印象だが、立派な家具がたくさんあった。書棚でも、タンスでも、今度買うときは刑務所製品を考えた方がいいだろう。書棚も欲しいが、家の中におくところがない。本当に本は困る。とりあえず、4000円でマガジンラックを買うが、しっかりしていて重いので、配送を頼む。

 それから、招待券をいただいたので、日本橋三越本店新館で開かれている「歌舞伎展」にむかう。こうした展示、衣装や小道具だけなので、それほどおもしろい物ではないと予想していたが、案外に楽しかった。立派な衣装を間近で見られるのもいいが、とくにすばらしいとおもったのは、三越の衣装部が制作した6代目菊五郎着用の松王丸の衣装と、7代目幸四郎着用の意休の衣装。これほどすばらしい衣装はあまり見たことがない。舞台の上で見てみたい気もするが、その機会はあるのだろうか。帰ると、『ほうおう』が届いていた。12月歌舞伎座夜の部、「紅葉狩」更級姫の海老蔵の写真が出ていたが、これは可憐できれいだ。筋肉をしっかり落としてがんばって欲しい。

November 02, 2006

11月2日(木)永沢光雄さんは知らない方だけど

 注文していた『超漢字Ⅴ』が届いたので、今日からウィンドウズに入れて使っている。ネイティブな環境で使うよりも、やはりリアクションが遅い感じがするが、便利であることは間違いない。ただ、ワコムの電子ペンがうまく使えないのが難点。これは、使えないことになっているらしい。あるいはどなたかがドライバーを作ってくれるかもしれないので、それをまとう。マウスはやはり使いにくい。

 新聞によれば、『AV女優』などの本を書いたライターの永沢光雄さんという方が亡くなられたとのこと。私は彼の本を読んだことがないし、面識も全くないが、物を書いて食べていた人が亡くなるというのは、複雑な思いがする。しかも、47歳で肝障害が死因とのこと。調べてみると、永沢さんは、43歳のときに咽頭ガンにかかり、声を失ってしまったらしい。その闘病記が本にもなっているようだ。ネットで見る限り、相当に酒を飲んでいたようで、やはりそれが答えたのだろう。

 私は、ライターの人をあまり直接知らないのでわからないが、話を聞いたところ、物を書いて食べていくことは相当に大変で、精神的にもきつく、酒に走る人が多いらしい。私も、大学をやめて、数年のあいだは、仕事も少なく、とても食べられるような状態ではなかった。たんにそうした経済的な問題だけではなく、何かを書くということは、テーマを見つけなければならないし、資料も集めなければならないし、それを本にしてくれるようまとめなければならないしと、相当に過酷な作業をこなさないといけない。これは、仕事の内容としては、かなりきついことで、それに耐える精神力は並大抵ではないのかもしれない。私のように、社会的に一度死んで、身体的にも一度死んだ人間は、どこかもうけものの人生のようなところがあるので、耐えられるのかもしれないが、それは誰にでもできることではないだろう。そんなことを考えた。永沢さんのご冥福をお祈り申し上げます。

November 01, 2006

11月1日(水)獅童は歌舞伎役者か?

 中村獅童が離婚するのではという報道で、騒ぎになっている。家庭の事情はまったくわからないが、獅童という位置づけの曖昧さが、そこには何ほどか影響しているのではないかとも思う。この報道で、獅童の父親の姿を初めて見たが、子役の時にやめてしまい、父親は獅童の師匠になれなかった。同じ一門の萬屋錦之介が舞台における親代わりのような存在だったのかもしれない。けれども、錦之介も亡くなってしまい、獅童は後ろ盾を失ったことになる。それを支えたのが勘三郎ということになるのだろう。けれども、その位置づけはずっと不安定なままで、映画「ピンポン」に出て、人気が出たので、歌舞伎の舞台でも注目されるようになったところがある。

 最近の舞台活動でも、新橋演舞場で、丹下左膳や森の石松を演じてはいるものの、歌舞伎の舞台に立つことは少ない。毎年、浅草公会堂の正月公演に出ているのが目立つくらいだろう。私も実際に獅童が歌舞伎を演じるのをほとんどみたことがない。少なくとも、大きな役をやっているのをみたことはない。その意味で、役者であり、舞台役者ではあるけれど、いわゆる歌舞伎役者といえるのかどうか、その立ち位置は曖昧で、これからどうなっていくかもわからない。

 そうなると、梨園の妻としての役割も曖昧になるし、子供についても、その将来を含め、やはり立場は曖昧だ。そうした様々な点での曖昧さが、歌舞伎役者としての獅童を難しくしていて、それがもしかしたら家庭生活にも影響したのかもしれない。歌舞伎の家に生まれつつ、父親を師匠とはできず、歌舞伎中心に活動しないということは、ほかに例がないので、彼特有の難しさということになるのだろう。

10月31日(火)混雑の月末

 午前中仕事をした後、ライブラリーへ。『サイゾー』の取材を受ける。部屋を借りて、話をしたが、月末ということで、かなり混雑していて、あゆうく部屋が取れないところだった。ライブラリーでは、部屋を借りるのにポイント制で、それが一ヶ月単位で消化しなければならいので、月末には混むのだろう。これは、要注意だ。

 夜は、チェコ大使館で開かれたチェコ・センターのオープニング・レセプションに出かける。チェコ大使館は広尾にあるが、スロバキア大使館も同じ敷地の中にあるようだ。チェコはそれほど馴染みのない国だが、日本との文化交流を進めようとしているらしい。あまり知り合いがいなかったので、途中で退席し、乃木坂の魚真に行く。訪れたのは2度目だが、オープニングしたばかりの最初とは違い、ものすごく繁盛していた。火曜日の夜は、どの店もそれほど混まないのだろうし、決して人通りが多いという場所ではないが、周辺の人々に認知されてきているらしい。それにしても、外国人のお客が多かった。このままいくと、入るのが難しい店になりそうだ。

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