12月11日(月)人生これから
高校時代の同級生、千田氏と会い、昼食をともにする。電通を50歳のときに早期退職し、それ以来、新しい仕事をしているという。彼に限らず、同年代の勤め人と会うと、自分と考えている方向性が違うと感じる。それは、勤め人の場合には、定年というものがあって、50代に入ると、どうもそれを強く意識するようになるからだろう。その点、私のような物書きには定年がないわけで、定年後とか、老後とか言うことが頭にのぼってこない。あるいは、あのまま女子大に勤めていたのなら、同じように定年後を意識して、行動することもあったかもしれないが、幸か不幸か、そうしたことがなくなった。
その分、自分のなかに、これから人生をどうしようかという思いがわいてくる。人生これからだという意識も強い。本当に自分が何をやったらしいのか、いつも考えている。とりあえずは、働き続けないと生きていけないということもあるが、その点、宗教というジャンルを選んだのは、いいことだと感じる。なにしろ、宗教の世界は、とくに日本の場合、死が近づいてくればくるほど切実になってくるし、年を重ねた方がことばに重みが出てくる。その点でも、これからと思えるのだろう。役者ではないが、死ぬまで仕事しろということなのだろう。その点で、老後のことを考える必要がない。
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