1月27日(土)なげやりになってしまうのはいかがなものか
ライブドアの堀江氏の裁判が結審したらしい。意見陳述では涙を流したと伝えられている。本人としては、いろいろと言いたいこともあるのだろうが、何か全体に、彼は裁判に対してなげやりになっている印象を受ける。
無罪を主張するなら、容疑事実に対して徹底的に法律的な議論を展開すべきで、自分に権限がなかったとか言うのは筋が違う気がする。宮内氏に対する発言にしても、使い込みや愛人の指摘は、かえって逆効果ではないのか。企業の社長なら、その第一の仕事は、不祥事が起こったときに率先して責任をとるということにあるはずだ。部下がどうのこうのというのは、社長として言うべきことと思えない。
どうも今の時代、なげやりになりやすい人が多い気がする。世の中、理不尽なことも少なくないし、それでとんでもない目にあうこともある。でも、そうしたことが起こったことを嘆いていても仕方のないわけで、起こってしまったことはそれとして、事態にどのように対処していったらいいのか、真剣に考え抜くしかない。それができれば、結末がどうなろうと、裁判ならどんな判決が出ようと、次につながるはずだ。なげやりになっては、未来はない。
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