2月24日(土)実務専門家コースの話からハンブルグを思い出す
安全・安心の実務専門家コース2の4回目。武蔵野学院大学の小川原さんに、ドイツにおけるテロ対策について講義をしてもらう。研究室の清水さんの同級生。前回の阿川さんも慶應で、慶應出の研究者が続いたことになる。ドイツには、300万人のトルコ人がいて、そのなかの1%が過激派だとのこと。結社禁止法など、日本では考えられないような法律が存在し、それが実際に適用されているのは国柄の違いだろうか。ただ、実際に重大なテロ事件が起こっていないので、全体の雰囲気としては切実さが欠けているようにも感じられた。穏健派の組織化が進まないのは、トルコ人のなかに組織でまとまるという文化がないからだろう。先進国では、組織と言うことが当たり前にあるが、他の国では必ずしもそうではない。
話を聞きながら、昔ドイツのハンブルグに行ったことがあるのを思い出す。放送教育開発センターにつとめていたとき、日本語教育のプロジェクトにかかわり、そのとき、外国人に対する自国語教育の調査のためにドイツとフランスに出かけた。その最初がたしかハンブルグだったように記憶している。もっとも、大学や研究期間が休みの時期で、ドイツではむしろ観光に時間を費やした。ちょっとご褒美的な視察旅行だったので、そうなったように記憶している。それでもフランスに行くと、かなり精力的にさまざまな機関をまわった。
ハンブルグについては港町という記憶しかないが、考えてみれば、9.11の実行犯の中心、ハンブルグ・グループが活動の拠点としていた場所だ。小川原さんの話では、この町では繁華街と移民街が接する形で存在しているという。その記憶はないが、ドイツの小学校では、地域によって大半がトルコからの移民で、それで教育が難しいと言うことを聞いたのを思い出す。
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