3月26日(月)本ができた
午前中は、「公明党論」の直し。やはり最初から直していくことにした。
午後は、公明党の衆議院議員、高木陽介さんにインタビューするため、衆議院の第2議員会館へ。6月に刊行すると言ったら、選挙前はと最初、少し困惑のていだったが、いざ話しがはじまると延々2時間以上にわたって話をしてくれた。これまで、石井都議と東衆院議員はどちらもベテランだったが、高木さんはまだ若く、それだけでもかなり印象が違った。一番違うのは、彼が生まれたときから創価学会の信仰の世界に生きていて、創価中学から創価大学まで進み、そして新聞記者を経て議員になっているところではないか。本人も言っていたが、創価学会の信仰が完全にしみついているのは、やはり一世の会員とは違う。大胆な発言ができるのも、そうした生まれ育ちが影響しているのだろう。今回も、いろいろと勉強になったが、公明党の将来像ということでは、その方向性を必ずしも見いだしていないようにも思えた。
終わってから、タクシーでヒルズのライブラリーへ。『中沢新一批判、あるいは宗教的テロリズム』の見本が出来、編集者がもってきてくれた。間村さんの装丁は、『世界宗教史』のイメージがあり、もっと派手なものを想像していたが、そのシンプルさに驚く。とてもいい装丁だと感激する。この本に関連し、『週刊新潮』の取材を受ける。発売前からいろいろ話題になっている感じで、こういうケースははじめてだ。これまで書いてきた本とは違い、「書かなければならない本」という気持ちで書いたことが影響しているのだろうか。どう読まれるのか。期待は大きい。
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3月24日の続きで、また長文になってしまった。 北海道大学大学院・櫻井義秀助教授や島田裕巳氏の、この本への評価はどんなモノなんだろうか。 櫻井義秀氏はカルト問題のシンポジウムに一緒に出たりしているし、島田氏も対談しているわけで、当然あれこれ交流はある。 伊東... [Read More]
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