4月1日(日)本の反響が様々に
朝、7時前に一度起きたが、まだ眠いのでもう一度寝る。起きたのは10時。最近では珍しい。
有田さんから、中沢新一・林真理子対談が届く。この対談、1995年の12月くらいに行われたようで、私のことがけっこう出てくる。それはともかく、中沢氏が翌年にオウムの事件について書こうとしていたことがわかる。これは、おそらく『へるめす』での連載のことを指していると思われる。本の中でも書いたが、その連載の第1回で、次の回からオウムについて書こうとする様子を見せていた。ところが、次の号ではとりあげられなかったのだが、少なくともこの時点ではその考えがあったことになる。それでも書かれなかったのは、元信者の高橋英利の手記が発表されたためか、あるいは私が書いた「私の『中沢新一論』」が出たためだろう。
有田氏も指摘しているように、この対談では、中沢氏の口から数々の怪情報が発せられているけれど、やはりなぜそういうことを言うのかがわからない。読んだ感じでは、ふっと違う人格が出てきて、その口からとんでもないことが語られているという印象を受ける。それほど唐突な感じがするのだ。
上祐氏が、私の本を読んだということで、そのブログのなかで、事実関係について注釈を加え、その上で、私と中沢氏に謝罪している。詳しくは、そちらを見て欲しいが、中沢・林対談では、1995年の時点で、中沢と上祐が対談していると述べられている。その内容が過激すぎて発表しなかったのだという。たしかに、中沢氏がそこで語っている内容は大いに問題がある。その対談で何が語られたのか、上祐氏の口から語られることはあるのだろうか。
本が出たことで、いろいろこれまでわからなかったことも明らかになってきている。その点で、これからが注目される。
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