4月22日(日)師と弟子
日曜だが、明日までと言われているので、『公明党vs創価学会』の原稿の直しをする。小見出しを直し、おわりの終章の構成を直す。なんとか、夕方までには終わる。およそ300枚。ちょうどいい量になったのではないだろうか。最初考えていたものとはかなり違うものになった気がする。実際に、公明党の3人の議員にインタビューできたのが大きい。それに、朝日新聞の過去の記事を使えたのも大変助かった。これがなければ、充実したものにはならなかっただろう。
選挙に出かけたが、人があまりいなかった。区長と区議ではあまり関心を呼ばないのだろうか。それとも時間帯のせいだろうか。投票をすませて、昨日と同じシアターV赤坂へ出かける。桜月の連中から、今日も是非来てくれと言われていたので、なんとか間に合った。客席はほぼ満杯。途中で拍手も起こり、昨日よりもできがよかった。
終わってから、宗家と教えるということについて話をする。たしかに、これほど難しい問題もない。果たして教えるということが可能なのか。自分のこれまでの経験、教えられる側と教える側の両方の経験からしても、これは容易ならざる問題であるように思う。しかも桜月の場合には、舞台という別の要素もある。教え子がそのまま舞台ではえる演者になるとは限らない。いくらがんばっても得られないものがある。そのしがらみから、今回は解放されたらしい。ここまでたどりつくのに、10年以上かかっているが、それも仕方のないことなのだろう。
家に帰って、中村屋の四郎五郎さんの訃報を聞く。中村屋は、最近、源左衛門も亡くしている。勘三郎にとって、年上とはいえ、立て続けに弟子を亡くしたことは、大きな衝撃だろう。四郎五郎さんの、あのひょうひょうとした演技が見られないかと思うと、やはり悲しい。ここにも、師と弟子との物語がある。
« 4月21日(土)桜月が化けた | Main | 4月23日(月)タクト・ジャズはすばらしい »
「心と体」カテゴリの記事
- 3月16日(木)東京でも「0葬」にまた一歩近づいた(2023.03.16)
- 5月27日(金)時事通信のサイトに記事を寄稿した(2022.05.27)
- 4月26日(火)大還暦果たせず(2022.04.26)
- 4月26日(月)緊急事態なので鍼治療(2021.04.26)
- 4月25日(日)顔面神経麻痺になってしまった(2021.04.25)
Comments