4月2日(月)染五郎は海老蔵のライバルか
また、急に寒くなった。天候の変化が激しい。春先の特徴だが、なかなか大変だ。
「公明党論」第4章に入る。まとめの章になる予定で、公明党と創価学会とがどういった関係にあるのか。その関係がこれからどうなっていくかを中心に書くことになるだろう。18枚ほど進む。
歌舞伎チャンネルで「天守物語」を見る。昨年7月の歌舞伎座での公演。もちろん生の舞台も見たが、鏡花の台詞の難解さを改めて思う。ただ、海老蔵の出ている部分は、難解に感じないのはなぜだろうか。「天守物語」、歌舞伎のジャンル分けでは、いったい何に入るのだろう。近代の作品なので、新歌舞伎ということになるのかもしれないが、他の新歌舞伎とはまるで印象が違う。あるいは、これからの歌舞伎はこうした線で新作が作られるべきなのではないかとも思うが、それが書ける作者が思いつかない。もしそうした作者が出てきたら、歌舞伎の世界も大きく変わっていくことだろう。
歌舞伎の公演、続々と決まってきた。歌舞伎座の6月は、染五郎の息子、齋の初お目見え。2歳だろうか。それで、高麗屋、播磨屋の合同公演の趣だ。ここでも、幸四郎、吉右衛門の兄弟の共演がある。いったん共演がはじまると、続けてあるのがおもしろい。染五郎は、奮闘公演でほぼ出ずっぱり。5月は新橋演舞場で、吉右衛門のもと「鳴神」などをやることになっているし、最近は歌舞伎役者としての活躍が目立つ。果たして海老蔵のライバルになってくるのだろうか。スケールという点で物足りない気がするが、がんばって欲しい。ライバルがあってこそ、役者は盛り上がる。
一方、海老蔵は7月に松竹座に出る。今年2度目。こちらも「鳴神」をやる。そして、「女殺油地獄」も。これは、少し前に染五郎がやっていたはず。相手も、孝太郎で同じではないか。松竹としては、同じ役をやらせて、競わせているのだろう。これはおもしろくなってきたかもしれない。
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