5月17日(木)久しぶりの授業
午前中は、『日本宗教美術史』の原稿。ただし、今日から3週続けて、中央大学の法学部で授業をしなければならないので、昼前に出る。去年と同じ授業だけれど、今年は2回ではなく、3回やらなければならない。去年の2回目の授業の時雨が降っていたが、今日もかなりの降りだ。モノレールで駅に着いてから、授業のある教室へ行くまでが結構遠い。
授業は、教室いっぱいに入っていて、100人を越えているようだ。去年よりも多い感じ。ビデオを見せ、講義をして、宿題を出したら、あっという間に1時間半がたった。授業が終わると雨もあがっていた。行きは多摩センターからだったが、帰りは高幡不動に出てみた。駅のところのタリーズで一服して、帰る。それほど大変な授業でもないが、久しぶりのせいか、けっこうエネルギーを消耗した。教室が暑かったのかもしれない。汗もかいた。昨日夜帰りが遅かったのも影響しているかもしれない。
演劇評論家の上村以和於氏のホームページを見たら、海老蔵の与三郎のことが書かれていた。上村氏は、海老蔵を非常に高く評価していて、一般の評論家が文句をつけるところも、その価値を認めることが多いが、今回も「買い」だという。その気持ち、よくわかる気もするのだが、何が買いなのかはちょっとわからなかった。いろいろと変なところもあっても、富にからむところの迫力というのは、なかなかのものだったように思う。ただ、なぜ見染めであれほどなよっとするのか。あれは、後半との対比を強調するためなのだろうか。たしかに、演技が下手でそうなるより、めざしているところがあって、そうなっているのだろう。いつかすっきりした与三郎が見られるのだろうか。その日を待つしかないのかもしれない。
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