5月24日(木)明橋大二氏と親鸞会との関係が気になる
『日本宗教美術史』も第2章に入る。章全体のプランを立て、少し書き出してみる。5枚ほど書けた。
夕方、大学へ。研究室内の研究会で、黒須さんの発表を聞く。交通事故対策についてがテーマ。ちょうど時代が、昭和30年代から40年代にかけてが中心だったので、昔の子供時代を思い出した。あの頃は、交通事故というのは自然災害のようなものとしてとらえられていて、それからいかに逃れるかということが一番目下の対策だった。学校では、交通安全教室が開かれ、みどりのおばさんが生まれるなど、身近な危険だけに、地域で対策を立てていた。その時代のことについて語るには、その時代を体験として知らないと難しいようだ。
今、宗教美術史で古代のことについて書いているが、きっとその時代の人から見れば、とんちんかんなことを言っているに違いない。歴史を書くことの難しさを改めて痛感した。
今日の朝日新聞朝刊に、明橋大二という人が共著者になっている『なぜ生きる』という本の広告が出ていた。監修は、浄土真宗親鸞会の会長である高森顕徹氏。少し前に、この明橋氏と親鸞会の関係について聞かれた。明橋氏は、精神科医で『子育てハッピーアドバイス』というシリーズがベストセラーになっているらしい。彼は、親鸞会の会員で、会報などにもずいぶんと書いていたらしい。親鸞会については、現状がどのようになっているかがわからないが、一時、相当に問題になったことがあった。明橋氏も、教団が制作している高額のビデオを治療のなかで使っているようだ。『子育てハッピーアドバイス』は、一般のメディアでも高く評価されているものの、親鸞会との関係は認識されていないように思われる。両者の関係は、少し気になるところではないだろうか。
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明橋大二と親鸞会との関係については、下記の記事に詳しいです。既にご存知かもしれませんが。
明橋大二医師と親鸞会
http://shinrankai.hp.infoseek.co.jp/akehashi.html
Posted by: 親鸞会元会員 | May 27, 2007 07:40 PM