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May 30, 2007

5月30日(水)前進座が「法然と親鸞」を上演するらしい

5月ももう終わろうとしている。今日も『日本宗教美術史』、神道美術の話を書く。図書館でも神像について特集した別冊太陽を借りてみた。いったいこの神像というのは、どういった役割を果たすものなのだろうか。不思議なのは、男神像と女神像。それ以上、どういった神なのかがわからない。それほど優れた造形があるとも思えないし、あまり知られてはいないが、神道と仏教が宗教としてどう違うかを考えるにはいい素材なのかもしれない。

松竹のホームページを見ていたら、7月に前進座が京都の南座で「法然と親鸞」という演目を上演することがわかった。法然の800年遠忌、親鸞の750年遠忌ということで、浄土宗に東西の浄土真宗が後援している。こうした形で、浄土宗と浄土真宗が協力することは珍しいと思うが、内容的はどうだろうか。それぞれの宗派に気を遣うことで、きれい事に終わってしまう懸念がある。法然と親鸞のうるわしい師弟愛のようなことになってしまうと、物語としてどうだろうか。作者のことばのなかには、二人が「非暴力」に徹したというものがあった。師と弟子の相克、あるいは愛憎ということなら注目されるが、おそらくはそうならないだろう。それにしても、浄土宗は真宗のことをどう思い、真宗は浄土宗のことをどのように考えているのだろうか。真宗には原理主義的な傾向があり、こうした上演に対して反対するような僧侶や門徒も出てくるような気がする。その点は注目だ。

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まさに仏のような人ですね。 大仏の完成を見ることなく亡くなってしまったのは 残念ですね。 [Read More]

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