5月31日(木)キースとプーさんの演奏は実は現代音楽なのかもしれないということについて
5月も最後の日になった。やはり『日本宗教美術史』の原稿を書く。午後は、中央大学の授業。宿題を出したせいか、前回より出席者が多く、立っている学生もいた。共同体の角度から、戦後の新宗教の歴史を講義する。本当は3回続きだが、はしかで2回になり、1回分は6月28日にすることになった。あいだがあいて間が抜けた感じもあるが仕方がない。それにしても、はしかの方はもう大丈夫なのだろうか。
このところ、キース・ジャレットやプーさんの演奏を改めて聴いたりしているけれど、この二人、けっきょくのところジャズ・ピアニストなのだろうかという点が疑問になってきた。ジャズ風に演奏しているけれど、その奏法は、ジャズというよりクラシックに近い感じがする。実際、キースの場合には、クラシックの演奏家でもある。それは、ピアノという楽器のせいかもしれないけれど、二人の場合、過去のジャズのピアニストの影響をあまり受けていないのではないか。だから、下手をすると、ジャズから離れた音楽になってしまう。フリー・ジャズにしても、実は、ジャズから発したフリーと、クラシックから発したフリーとがあって、アルバート・アイラーとか、オーネット・コールマンとかは前者で、キースやプーさんの場合には後者なのではないだろうか。
ジャズという音楽は、黒人音楽を元にしているものの、まずユダヤ人の演奏家の影響がなければ、洗練されたものにならなかったし、クラシックの素養のあるピアニストたちがかかわらなければ、今日のようなものにはならなかったのではないか。キースもプーさんも、あるいは現代音楽と言った方がいいのかもしれない。だんだん、そんな気がしてきた。
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