5月3日(木)D.C.マダムが求められる訳
『寺門興隆』の原稿を書く。今回は、温家宝首相の訪日の際に、池田大作名誉会長と会見したことについて分析してみた。週刊誌などでもとりあげられたが、なぜ温首相はわざわざ創価学会の名誉会長との会談を望んだのか。なかなか興味のあるところだ。
アメリカでは、D.C.マダムとか言う、高級売春クラブの女主人のことが話題になっているようだ。政府の高官がクラブの客だということが問題視されているようだけれど、これは日本では起こらないことだろう。欧米では、日本と違い、酒を飲む客に女性がサービスしてくれるようなところはない。日本だと、ただ女性がいるクラブからはじまって、キャバクラとか、ピンクサロンとか、各種の風俗とか、売春にいたるまでに細かな段階があって、男性の側の需要を満たすようになっている。
ところが、欧米では、そんな場所がない。極端に言えば、女性からサービスを受けるには、売春までいかなければならない。あれかこれか、二者択一しかない欧米と、グラデーションのある日本とではずいぶんと状況が違う。風俗を含め、女性がサービスしてくれる店は、ある種、男性が愚痴を言うための場でもあるわけだが、そうした場がない社会というのはずいぶんときついのだろう。マダムが、性的ファンタジーを提供しているだけだと言うのも、案外意味があることなのかもしれない。
それにしても、報道でおかしいのは、彼女が稼いだとされる額だ。2億円超と伝えられているが、それは13年間の稼ぎだという。これはあまりに稼ぎとして少なすぎるのではないか。1年あたり、2000万円にもならない。ところが、顧客のリストには1万人以上載っていると言われるし、そのリストはものすごい量だ。そこから考えて、2億円超はありえない。アメリカのサイトを見ても、200万ドルとなっている。なんでこんな非現実な数字が放置されているのだろうか。不思議だ。
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