6月22日(金)柳田国男がテレビのなかでしゃべっていた
朝何気なく、NHKのBS2を見ていたら、白黒画面のなかで、手に杖をもった老人がしゃべっているのを見かけた。これは、もしかして柳田国男ではなかろうかと見ていたら、やはりそうだった。これは、とても短い番組で、新聞の番組表に出ていなかったりするが、「あの人に会いたい」という番組で、これまでも先々代の尾上松録やきんさん、ぎんさん、白洲正子などの映像がとりあげられてきたらしい。柳田国男の本は読んだことがあるし、文庫版の全集ももっているけれど、本人が生きてしゃべっている姿は映像でも見たことがなかった気がする。
意外としゃべる柳田は軽い感じで、そのくせけっこう話のなかに横文字が出てくる。楽しそうにしゃべっているところを見ていて、これはやはり六男に生まれたことが影響しているように思えた。末っ子かどうか忘れたが、末っ子的な甘えというか、かなりおしゃべりだ。
今日も原稿は、いつもと同じパターン。合間に、取材を受けた原稿の直しなどが入る。
どういうわけか、スカパーのリモコンがなくて困っているが、とりあえず携帯がリモコン代わりになるので、それを使っている。
今度、座談会に出る曹洞宗関係の雑誌が送られてきたが、曹洞宗のなかではいろいろな問題があって、もめているようだ。これはどの宗派にも言えることなのだろうが、これからの時代、寺院がどうするかは大きな問題だろう。たしかに、従来の葬式から離れようとする動きは出ている。仏教界の一番のネックはやはり戒名問題で、これさえクリアーできれば、イメージアップにつながると思うのだけれど、なかなか本格的にそちらの方向に向かわない。また少し、戒名で仏教界をゆさぶってみる必要がありそうだ。
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