6月25日(月)『坊っちゃん』について語った一日
先日対談した山下聖美さんのお招きで、日本大学芸術学部の所沢校舎で講演をするために所沢方面にむかう。小田急で登戸まで行き、南武線で府中本町、そこから武蔵野線で東所沢へ。電車に乗っている時間で50分。意外と早い。駅からはバスで大学へ。案内には20分と書かれていたが、10分で着く。キャンパスが意外と広い。江古田校舎とはずいぶんと感じが違う。
昼食をいただいて、1時から講演。聴衆は学生に、知り合いの編集者など70名くらいか。「宗教学者が読む『坊っちゃん』」ということで話をする。これまで、文学のことについて講演したことがないので、これがはじめてのことになる。イニシエーションの観点から見たとき、坊っちゃんは、変化しないというところに特徴があるのではないかと指摘し、村上春樹のキーワードである「損なわれる」との関係で、損なわれなかった坊っちゃんというのを考えてみた。
講演が終わってから、一休みして、山下さんを中心に学生からインタビューをされる。これは、ネット上に出るらしい。その後、所沢で懇親会に出て、池袋へ行き、何人かで人世横町というところで飲む。
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