7月29日(日)単純な自民党の大敗ではなくことは深刻なのに違いない
参議院選挙の投票日。朝、投票に出かける。この前の衆院選挙と同じような出足だった。
昼、ライブラリーへ。中央大学のレポート、残りの半分を採点する。学年が1年から4年までにわたっているので、学年が違うとずいぶん、書き方が違う。ただ、書く熱意ということでは1年生の方があるようにも思った。3時間以上かかって、終わる。それから、少し坊っちゃんの原稿を書く。明日やれば、最後まで行きそうだ。
今回の開票速報は、どこのテレビ局も、投票が終わった瞬間に、出口調査などの結果から、予測を発表するという方式をとっている。それで、早々と自民党の大敗ということになった。これは、事前に予想されたとおりで、大きな違いはないが、公明党の不振は、予想以上かもしれない。
今回の選挙、年金や大臣の金の問題というよりも、自民党の小泉以降の政治のやり方が否定されたということではないだろうか。小泉元首相は、自民党を潰すと宣言して、実際、それを実現したのだと思う。その結果、これまで政治が支援していた、農業者の団体や事業者の団体に、お金が流れないことになり、そうした団体は大きな危機に陥った。それも、国家の財政から考えて、そうしたところに金を使えなくなったということが反映していたのだろう。そうなると、自民党の構造自体が崩れ、族議員が消滅することで、自民党の支持基盤そのものが崩れてきた。それが、今回の選挙に反映したのだとすれば、事態は相当自民党にとって深刻だろう。公明党の場合も、今日の聖教新聞を見ると、現在の景気の良さを評価し、実はそれが格差を拡大している点にはふれていない。これは、公明党のよって立つモデルが古くなっているということだろう。その意味では、公明党もはっきりと限界に来ていることを意味する。次の衆院選は、自民が確実に大敗するということになり、それとともに公明党も大きく沈むのではないだろうか。
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