7月31日(火)今お気に入りの『歌スタ』から若手研究者育成のシステムを考える
『週刊読書人』から依頼された池田晶子さんの遺著、2冊の書評を書く。これを書くために、池田さんのものはかなり読んだ。いろいろとわからないところもあるが、なんとか7枚にまとまった。その後、創価学会の連載に手をつける。今回は、やはり参院選での公明党の敗北を分析することにした。政局に関して、一寸先は闇とよく言われるが、まさに今回もそうなった感じだ。
久しぶりに散歩に出る。このところ気候が悪く、散歩する気になりにくかった。これからは暑い日が続きそうなので、どうなるかわからないが、やはり歩くことは必要だろう。途中、数人のお年寄りが遊歩道に座り込んだりしているのを見かける。近づくと、一人地面に倒れていた。少し酔っていたらしく、それでころんだようだが、救急車も呼んだ後だと言うので、格別役立たないようだったので、そのまま散歩を続ける。思わぬことがあるものだ。
最近、気に入っている番組に、日本テレビの深夜番組『歌スタ』がある。簡単に言えば、歌手の登竜門番組だが、歌手志望の人間に作曲家などが曲を書くかを決め、その曲ができたところで、レコード会社の担当者の前でプレゼンをするという形式がけっこうおもしろい。昨晩も、これまで見たなかでは、一番実力のある歌い手があらわれたが、曲を書くというところにならなかった。たしかに、審査員の言うとおり、メジャーデューする歌手になるより、ミュージカルなどで活躍した方がいいのだろう。そこらあたりのずれのようなものがけっこうおもしろい。
そこからの連想だけれども、若手の書き手、評論家、研究者にも、そうした機会が用意されていたらいいのかとも思う。形式はいろいろ考えられるだろうが、こういう本が書きたいとプレゼンして、それを編集者の前でアピールするなどのやり方がありそうだ。若手の書き手は、望まれている。そうした試みが、若手の意欲を高めることにむかうのなら、悪くない方法ではないだろうか。
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