7月8日(日)イニシエーションの封印は解かれた
『宗教学者が読む「坊っちゃん」』の第2章を書く。『ローマの休日』を使ってイニシエーションの構造について書いてみる。以前、書いたこともあるので、25枚ほど書き上げて、章が終わる。前にかなり綿密に分析したつもりだけれど、そのときには気づかなかったことの発見もある。ダメ記者のブラッドリーにとっても、アン王女との出会いは、イニシエーションになっていたのではないか。
一時、イニシエーションという考え方に発展性がないような気がして、封印していたけれど、この前講演してみて、若い学生から、イニシエーションということに興味がわいたという反響をもらい、考え直すようになった。けっきょくは、それが自分にとっての原点だから、戻っていくしかないのかもしれない。問題は、それをどう先に進めていくかだろう。今回の作業では、少しそれがわかってきた気がする。とりあえず、イニシエーションの封印は解けたことになる。
今日、文章を書くために、改めて『ローマの休日』をざっととばしながら見てみたが、最近のは字幕が変わっているのを発見した。前は、一番重要な単語「スケジュール」がばらばらに訳されていたのが、今のは統一されている。これでないと、スケジュールということばが使われている意味がわからない。今回の字幕翻訳者の方が、話の内容がわかっている。
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