7月24日(火)池田晶子さんの署名
久しぶりに、ライブラリーへ行く。三田会の方が終わったので、坊っちゃんを仕上げることにする。第5章、25枚ほど書き上げる。あと、3章だと思うが、最後はどうなるかわからない。
仕事が終わってから、ライブラリーにある池田晶子さんの本を読む。2冊見つかったが、どちらも『週刊新潮』の連載が中心だ。『人間自身―考えることに終わりなく』には、死の直前まで書いていた原稿が収録されているが、最後の文章は、『週刊新潮』の「墓碑銘」という物故者についてのコラムの話になっている。自分でその原稿を書こうかという話だが、それはやはり死を意識してのことなのだろう。そこに、彼女の真骨頂があるのかもしれない。
もう一冊、『勝っても負けても 41歳からの哲学』を明けてみると、池田さんの署名が入っていた。この本、ライブラリーでは、高橋潤二郎コレクションのなかに入っていた。これも、慶應のつながりなのだろうか。しばし、池田さんの署名を見て、考える。
もう一つ、『文学界』に載った、村上春樹の外国語でのインタビューをまとめた論文を読む。そこには、日本では語っていないことが語られているらしい。村上さんという人は、案外、自分に対する評価というものを気にする人なのだろうか。父親が教師だというのは知っていたが、僧侶も兼ねていたとははじめて知った。それはどのように影響しているのだろうか。
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