8月10日(金)イッセー尾形の公演を見て、自らの人生を振り返る
慶應三田会の原稿の直しをする。編集者と相談して、構成を少し変えることにした。はじめにと第1章を直す。これから後の部分は、それほど手を入れなくてもいいかもしれない。
夕方、牧野出版の佐久間さんに誘われて、「イッセー尾形」の一人芝居の公演を見るため、原宿のクエスト・ホールに行く。その前に、坊っちゃんの原稿について、直すべき部分や発行の時期について相談をする。
イッセー尾形の公演ははじめてだったので、公演が始まる前、ロビーで酒やつまみが出て、観客が飲み食いしている光景を見て、驚く。公演は、おもしろかった。やはり変なというか、想像を超えたような人物が出てくるとおもしろ。こうした芝居をもう30年だか続けているということだが、続けること自体大変だし、奇跡的なことだ。芝居が終わってから、佐久間さんに演出の森田雄三さんを紹介していただく。森田さんからは、新書の新刊をいただく。
芝居がはねてから、その近くで佐久間さんと飲む。自分が経てきた道筋を振り返ってみて、それがかなり特殊だということを再認識する。とくに70年代に学んだ学問が、今は跡形もなく消えてしまっていて、全然継承されていないらしいことに気づいて、驚愕した。これはゆゆしき問題かもしれないし、これからどういった仕事をしていけばいいか、一つの道筋を与えてくれたようにも思えた。そんなんで、気づいたら1時。あわててタクシーで帰宅する。
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