8月5日(日)『怪談』はどうしてこんなになってしまったのだろうかと少し悲しくなる
今日も暑い。午前中、大リーグの中継を見て、昼からライブラリーへ。朝日新聞の名古屋の取材。憲法関連のことで、創価学会と戦前の宗教弾圧のような話。この話をしていて、新宗教研究における共産党系の学者の影響の強さを改めて思った。弾圧された新宗教を、戦前の共産党と同列にあつかい、反権力、反天皇制としてもちあげすぎたのではないか。実際には、弾圧の理由にしてもかなり違っている。このあたり、それこそ戦後レジームから解放される必要がある。
取材が終わってから、銀座へ。菊之助主演の『階段』を見る。劇場のなかに入ってみると、すいている。これ自体いやな予感がした。出だしは悪くないが、途中からどんどん散漫になっていく。どうしてこういう脚本で制作してしまうのだろうか。何より問題は、見ている人間が誰に感情移入していいのか、誰の立場に立って怖がっていいかが不明確な点。祟りが祟りを呼ぶというなら、そうした展開にすべきだし。あらゆることは、主人公の美貌がいけないというのなら、そういう話にすべきだと思う。多額の金をかけて、労力もかけ、それでこれだけしかできないというのは、根本的な誤りがあるように思う。菊之助も生かされない。
本屋に寄ってから、改装後の帝国ホテルのダイナーへ行く。ハワイアン・フェアで、従業員もアロハを着ている。大分感じが変わったし、コーヒーも変わったように思うが、なにより落ち着けるのがいい。となりでは、弁護士一家と今度嫁ぐ嫁さんとのはじめての顔合わせが行われていた。嫁さんも弁護士。それにしても、父弁護士がよくしゃべること。すっかり家庭の内情がわかった。間違いなく、父弁護士は末っ子だ。
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