9月15日(土)研究者と作家は違うはず
真如苑から資料を送ってもらった。立派な本が多くて、かなり重い。あわせて、『慶應三田会―その組織と全貌』の再校が届く。これは、明日か明後日見ることになるだろう。来月には出版されるはず。今年三冊目の本になる。
一昨日のアカデミーヒルズでの竹中・北対談のなかで、竹中氏が研究者と作家とを区別していたのを思い出す。研究者のなかで、作家のような文章を書ける人はほとんどいない。それは、あくまで事実を積み上げていく研究者と、読者のために読みやすさを優先する作家というものが、本質的に違うからだろう。その点で、作家が書いたようなスリリングな展開をする本を書いた研究者がいたら、それはやはり疑った方がいいと思う。二つの才能というか、文章の傾向は共存しないはずだ。たまには、小説を書く研究者などいるので、絶対とは言えないが、普通はあり得ない話だと思う。
小泉チュルドレンなる自民党の一年生議員が、小泉元首相を担ぎ出そうとしたのは、理解に苦しむ。やはり、彼らは小泉元首相という親がいなければ何もできない子どもということなのだろう。参院で与野党が逆転している状況では、いくらなんでも小泉劇場は成り立たない。それならいっそのこと、集団で自民党を離党した方がいいのではないか。このままでは、次の選挙、当選がおぼつかないばかりか、公認を得られない可能性だってある。20人くらい離党すれば、与党は3分の2を割り込み、参院で否決された法案を再議決できなくなる。ならば、その離党した集団はキャスティングボートを握れるはずだ。それ以外手がないと思うけれど、勇気がないのか、頭がないのか。それこそ小泉元首相の決断力を学ぶできだろう。
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