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September 19, 2007

9月18日(火)創価学会がどういう組織なのかを説明する必要があることを悟る

午前中は、『慶應三田会』の再校、疑問箇所をたしかめて、これを完成。その後、10大新宗教の真如苑続きを書く。

午後は大学へ。研究室内の公共政策研究会。その前に、図書室で取り寄せて貰った本を受け取りに行く。不思議なのは図書室の女性。いつも裸足。なんだか不思議な感じがする。

研究会は二部構成。最初は、放送大学の修士課程に在籍している近藤さんの発表。小泉政権における竹中平蔵氏の役割について。放送大学の先生の紹介で御厨さんに行き着いたようだが、そうしたことが可能なのが放送大学のよさだろう。私も放送教育開発センターにいた縁で、2度くらい卒業論文の副査をしたことがあるが、主査は文化人類学の祖父江先生だった。常勤のスタッフもなかなかすごいが、その紹介でさらにいろいろな、しかも一流の先生につながれるという点で、放送大学はなかなかのものだ。学生も社会人が主体なので、指導も難しいのかもしれない。

研究会の後半は、政策大学院大学の竹中治堅さんが、私の『公明党vs.創価学会』を書評してくれた。疑問点などに答えているなかで気づいたのは、創価学会の組織のイメージが一般にはあまり理解されていない点。幹部会でまったく議決が行われなかったりすることは、ちょっと普通の組織とは違うのかもしれない。そもそも昔創価学会研究を熱心にしていたのは共産党系の人たち。彼らにとっては、鉄の団結を誇った共産党という組織が組織を考える際のモデルになっていて、それを創価学会にも応用してしまったのではないか。しかし、政治組織と宗教集団では、まるで原理が違う。指示系統も明確でないし、上の指示が下まで簡単に浸透するわけではない。どうもそのあたりのことを説明しないと、創価学会のことも理解してもらえないことがわかった。私も、創価学会のことを日頃、宗教関係の人たちにしているので、その努力を怠ってきたようにも思う。大いに反省する。

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Comments

以前から疑問に思っていたことがあります。創価学会は周囲からどういう風に受け取られているのでしょうか?それと創価学会の組織の中では一人一人が自由にものを考えられるのでしょうか?

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