9月23日(日)田山花袋の『温泉めぐり』を読む
自民党の総裁選が終わった。自民党本部の前で、麻生支持を訴えていた市民はいったいどういう人たちなのだろうか。案外熱心な支持者がいるということか。それとも、何か別の思惑があるのか。安部首相は、1議員としてこれからも活動するつもりのようだが、どうして議員を辞めないのかそれが不思議だ。これだけ混乱をもたらし、無責任な行動に出たのだから、当然議員辞職すべきではないのだろうか。その感覚がわからない。そこに最大の彼の問題があったのかもしれない。
田山花袋の『温泉めぐり』を読み終わる。そんなに一生懸命読む本でもないし、なんとなく読む本だが、現代と温泉をめぐる事情が違うということがよくわかった。花袋の基準では、温泉の善し悪しは、第一にお湯が熱いということと、その湯の量が多いということで決まる。今だと、お湯をわかし、温度を保つ技術が確立されているが、昔はそうではなかったようだ。
あと、やはり温泉は不便なところにあって、汽車もいかないようなところが少なくない。逆に、宿代というか、温泉に宿泊する費用は安く、それこそ1ヶ月でも湯治のために泊まれたようだ。病気を治すということだと、長く湯治しないと意味がなかったのだろう。今だと、宿代が高くて、そんなことはできそうにない。そこも大きな違いだし、文人が原稿を書くために温泉旅館に泊まったというのも、そうした費用の問題があったように思う。
『温泉めぐり』で紹介された温泉のなかで、やはり行ってみたいと思えるのは、花袋自身の行かなかったところだどうか。行きたいけどまだ行くことができないという思いが、不思議に読者に伝わってくる。それにしても、花袋は実にたくさんのところへ旅をしている。旅を文筆のたねにし、それで生活を成り立たせていたのかもしれないが、小説だけで食えるわけではなかったのだろう。文筆家の一人として、そこに関心をもった。勤勉さはどんな仕事にもやはり必要だ。
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