10月16日(火)長井健司さん殺害に抗議する会の記者会見が開かれる
午前中、久しぶりに「日本宗教美術史」の原稿を書く。第5章では密教を中心に論じることになる。最初の3枚ほど書いたが、出かけなければならないので、そこで終わり。内幸町のプレスセンターに向かう。「長井健司さん殺害に抗議する会」の記者会見があるので、それを傍聴に行く。
記者会見に臨んだのは、鳥越俊太郎、徳光和夫、田丸美寿々の各氏。徳光氏がこうした場に出てくるのはとてもめずらしいことだが、会見がはじまるまえ、ご本人にうかがったところ、最初で最後とのこと。事務局を動かしている木下氏の熱意に打たれたとも語っておられた。各社来ていたので、報道されることだろう。署名の方も、7000を超えたようだ。1万に達した時点でミャンマー大使館に渡しに行くことになりそう。この次は、この問題をめぐってシンポジウムをやる必要があるということになる。
そこから出光美術館へ。所蔵品による仙崖の展覧会。日曜美術館で特集されていて、宗教美術を考える上では欠かせないと思って出かけた。美術館の所蔵品なので、これまで何度も開かれているらしい。仙崖は、生まれは違うが、流れ着いて博多にいたり、そこで地元では著名な禅寺、聖福寺の住職をしていた。先日博多で見た禅についての展覧会とも結びついてくる。作品としては、ポスターにもなっている布袋像がやはり一番だろう。そこにこそ、彼の境地が一番よく示されているように思った。
そのままオアゾまで歩き、いくつか本を買う。集英社新書の自筆原稿で読む『坊っちゃん』も買ってみた。いろいろな形で『坊っちゃん』が出版されている。作品が書かれて100年ということだが、100年も読まれる作品というのはやはりすごいということだろう。
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