11月16日(金)フリーな立場として理不尽な攻撃に戦いを挑まなければならないということ
『属性』についての原稿を10枚ほど書く。章のはじめから見直していて、途中で力が尽きた。午後からの勉強会のために、日蓮の遺文を読む。今回は、「顕仏未来記」が中心だ。読んでいて、昔に比べてはるかに内容が理解できるようになってきたと感じる。それが4年間の勉強の成果というものだろう。
午後から、日蓮遺文の勉強会。「顕仏未来記」のほかには、書状ばかりなので、今日で11頁も進んだ。今までにないハイペースだが、先生の話のスピード自体がものすごく早い。こんなに速いスピードで講義をする人は見たことがないし、いつにもまして加速度がついている。小松先生は、1年に一度は分厚い昭和定本に目を通すということも聞いた。それにしても神業に接したような思いがした。終わってから、『福神』刊行の体制が変わるという話を聞く。もうでないのではないかと思っている人もいるだろうが、来年のはじめには次の号が出て、その後も続くらしい。気を長くしてつきあうしかない雑誌だ。
長井健司さんについての『週刊文春』の記事が問題になっている。まだ記事自体を読んでいないが、長井さんの死に抗議するブログを読むと、その概略がわかる。私も一応フリーの文筆家ということになるが、フリーのジャーナリストというものはいっそう大変なのだと感じる。それを出版社につとめている記者が批判的に扱うことに、構造的な問題があるのだろう。しかし、フリーの立場としては、それに立ち向かい、打ち勝っていかなければならない。誰も助けてくれるわけではないし、自力で戦うしかないのだろう。表に出れば、必ず足をひっぱる人間が出てくる。それがない社会などあり得ないのかもしれない。
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