11月4日(日)あっけなかった政治の早慶戦
『日本の10大新宗教』の再校を見る。参考文献表も付けたし、これでほぼ作業は終わりそうだ。新宗教のことをまとめて書いてみると、相互に関連性があり、その全体像がよくわかる。これは、弾丸古寺巡礼にも通じるが、全体像を把握するおもしろさというものはあるかもしれない。おそらく、読者は、新宗教について今までとは違う見方をするようになるのではないだろうか。
小沢民主党代表が辞意を表明した。党はまだ辞任を認めていないが、まさか説得されて翻意するとも思えない。自民党と民主党の党首間の早慶戦はあっけなく終わりそうな気配だ。慶應の勇み足というところだろうか。どうも、慶應型の代表というのは、ポリシーがある分、政治の世界には向かないのかもしれない。逆に、早稲田型の福田首相は、ポリシーのなさを存分に生かしているようにも思える。何しろ相手が勝手にこけてくれるのだから、手は打たなくてもいいし。さて、これでどうなるのか。政局はひたすら混迷していく気配だ。こうした事態のなかで、離党という動きが自民からも民主からも出ないとしたら、それは政治が活力を失っていることを示しているのではないか。1990年代なら、続々離党が起こり、新党が乱立したはずだ。これも小選挙区制のなせるわざだとしたら、その旗振り役が下りてしまうのは、いかがなものだろうか。慶應は、勝負には弱い。体質は体育会系のはずなのに、個人では力が発揮できないのだろうか。
それに比べて、浅田真央は強い。ショートで失敗した分、上位の選手が緊張しすぎて、それで勝ってしまうところは、作戦ではないにしても、怖い存在だ。筋肉が強靱だという話を聞いたことがあるが、最後までスタミナが落ちないのもそのせいだろう。今回のフリーでは、最後をジャンプで決めている。抜群の姿勢の良さは、誰もかなわないのではないか。ますます顔が仏像に似てきたように思う。
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