11月30日(金)向源寺の11面観音はやはり至宝だった
彦根プリンスホテルからタクシーで米原へ。米原の駅がこんなに小さいとは知らなかった。荷物をロッカーに預けて、高月へ。今日は観音めぐり。高月の駅でレンタサイクルを借りる。天気は良いし、暖かいし、自転車で走ると気持ちがいい。まず、向源寺へ。11面観音とはじめて対面する。予想していたことだが、やはりすばらしい。木像だけれど、よくこれだけの時間を経ても、その美しさを保っているものだと感心する。やはり国宝を超えた至宝の一つだろう。見ていて飽きない。
すぐそばの観音の里歴史民俗資料館へより、それから高月の儒学者、雨森芳洲庵へ寄る。おもしろいのは、その集落の雰囲気。疎水が流れていて、水車などがあり風情がある。そこからさらに山の方へ向かい、石道寺へ。自転車にギアがないので、登りは少しきつい。そこから紅葉の名所、鶏足寺跡へ。ただ、もう紅葉は終わりかけている。
自転車で一度下って、己高閣、世代閣へ。ここは廃寺になった寺の仏像などを収蔵している。感銘を受けたのは、かなり破損し、腕もない兜跋毘沙門天の木像。顔がいい。もっとしっかりと残っていれば、かなり興味深い仏像なのではないだろうか。思わぬ発見をした。
駅まで戻り、自転車を返して、電車で長浜へ。ここの街、前に寅さんの映画で取り上げられていて、一度訪ねたいと思っていた。黒壁スクエアという観光のための一角が作られていて、いかにも小京都を売り出しているという感じもしたが、街をまわってみると、やはり感じが悪くない。昔の都会がそのまま残っているというのか、ちょっと説明が難しい。もっとゆっくりしてみたいと思わせるところだ。
海洋堂のフィギアの博物館と曳山博物館による。祭りのときには、子ども歌舞伎が出るようで、映像でその様子を見たが、おもしろそうだ。演目もバラエティーに富んでいて、展示されていた台本は、「鳥辺山心中」だった。
街の中心に大通寺という真宗大谷派の寺があり、そこで西田天香の碑を見つけた。この寺、「ごぼう」と呼ばれ、なかなか立派だ。真宗が根付いているということだろう。米原に戻り、新幹線で帰る。
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