12月24日(月)ステイシー・ケントの新譜がいい
休みだけれど、仕事をする。『日本宗教美術史』、浄土教美術の章、かなり終わりまで進んできた。なるべく広く美術を考えたいと思っているので、宗教美術と対比しながら世俗的な絵画や書についてもふれたいと思っている。とりあえず、10枚ほど書く。
最近、ステイシー・ケントの新譜「市街電車で朝食を」を人に聞かせると、評判がいい。私も東京ジャズの番組で知るまでまったく知らなかったけれど、声も良いし、センスもいい。歌っているもの、たんにジャズという枠におさまるものではなく、ときにフォークだったり、ボサノバだったりと多様で、どれも悪くない。ボサノバ調の曲は、ポルトガル語ではなく、フランス語なのもおもしろい。
注目されるのは、オリジナル曲の作詞を作家のカズオ・イシグロが担当していること。あの、「日の名残り」の作家だ。そのせいもあって、知的で品があるアルバムになっている。聞き終わってさわやかだし、今の時代の雰囲気にもあっている。一度ライブを聴いてみたいが、今のところ再来日の予定はないようだ。
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