1月10日(木)團十郎の助六に驚く
昨日に続いて、『「坊っちゃん」を読む』の直しをする。第1稿に比べて、だいぶすっきりしてきた。やはり最初に書いたときには、余計なことを書いている。その余計なものを削り、その代わりに、かなり加筆した。第2稿ができたので、編集者や読者代表諸氏に送る。だいたいこの線でいけるのではないだろうか。
その合間に、2月の松竹座のチケットをとる。松竹座だと歌舞伎会ではとれない。けっこうやり方が面倒で、改めて一般のユーザーとして登録をしないと、チケットがとれなかった。このあたり、かなりわかりづらい。東京からも関西に行くし、関西からも東京に来るし。そうした現状からすれば、これにはかなり改良の余地があるのではないだろうか。是非、改善して欲しい。
一冊新しい企画について構想をまとめ、もう一つ依頼された原稿の内容を考えてみるが、どちらもうまくまとまらない。本の方は、編集者の最初の提案に従った方がよさそうだ。原稿の方は、めずらしくアイディアがわかない。短いものだけれど、けっこう大問題なので、これはもう少し考えないといけないだろう。
録画しておいた團十郎の「助六」を見て驚く。出端がまるで違う。これまでは、型どおりで素っ気なかったが、今回は、一つ一つの所作に気持ちがこもっていて、感動的だ。これだけでも見る価値があるかもしれない。
夜、松也が出ているテレビドラマを見る。ダメな歌舞伎役者の役だが、かなり達者だ。ただ、劇中での弁天となると、これはまだまだ未熟。もっと勉強しないと舞台ではできないだろう。
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