1月23日(水)講演を終えて中尊寺を訪れる
午前中は、郡山で講演。池田大作の歩み、公明党のゆくえなどについて話す。質問もかなりあった。終わってから、車で郡山の駅まで送ってもらい、そこから新幹線で一ノ関へむかう。中尊寺に行くため。一ノ関の駅からバスで中尊寺に向かう。途中、バスの窓から一ノ関で有名なジャズ喫茶、ベイシーの店があるのを見かける。事前に調べていたが、水曜日は定休日。今回は前年ながら寄れないが、この分だと行ける機会はほとんどなさそうだ。
中尊寺は、たぶん10数年前に来ているはずだが、まったく覚えていない。坂がけっこうけわしかったが、雪もそれほど降っていないので助かった。本堂から金色堂の方へ行き、拝観する。ガラス越しに見るお堂というのは、あまりない形だが、修復がよく行き届き、黄金に輝いている。じっくりと全体を眺めてみる。
その後、旧覆堂により、宝物館へ。金色堂にあった荘厳のためのものがいくつも飾られていた。ただ、金が失われていたり、螺鈿が失われていたりするので、国宝に指定されているわりに、貴重なものという感じがしない。とても感動的なのは、大修理をしたときの作業ぶりを伝えるビデオ。漆や螺鈿など、いかに大変な作業だったかがよくわかった。
帰りもバスだが、待っている間はさすがに寒い。しかも、バスが少し遅れた。体を動かしながらバスを待ち、一ノ関の駅へ。駅の土産物売り場を見ていたら、秀衡塗の漆の盆や椀があった。これは、今回携えてきた松田権六の『うるしの話』に出ていて、しかもちょうどこの秀衡塗のところまで昨日の晩読んでいた。偶然は恐ろしい。駅の売店なので、それほどすぐれたものではないが、ビデオと本で、漆にますます関心をもった。
途中、仙台ではやてに乗り換えて東京へ。乗り換えるつもりはなかったが、郡山の駅で、自動販売機で指定券を買ったら、それが最初に出てきたので思わず買ってしまった。乗り換えは面倒だったが、大宮まで止まらないはやてはさすがに早い。東京は雪が降ったようだが、雨になっていた。それにしても、東北並みに寒い。
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