3月12日(水)季節感も時代とともに移り変わっていく
引き続いて、ハリー・ポッターの原稿と、『日本宗教美術史』の原稿を書く。両方併せて、20枚強。かなり進んだ。
『3種類の日本教 日本人が気づいていない自分の属性』の再校が届く。初校でもあまり直さなかったので、今回はそれほど直すことはないだろう。これは、4月17日の発売になる。
この前インタビューを受けた『一個人』のゲラが届く。これはすでに直してある。一応読んだが別に問題はなさそうだ。
『イニシエーションとしての宗教学』の文庫化、8月には出したいと言ってくる。追加の原稿もそれには間に合うだろう。
気候も大分暖かくなってきた。桜の開花予想も出ている。『日本宗教美術史』で室町時代のことを書いているが、その時代の絵画に四季花鳥図というものがある。それを見ると、桜や紅葉といった、今なら春と秋を特徴づけるものが出てこない。桜と紅葉が愛されるようになるのは、江戸時代からのことで、室町では、春は梅とか、秋は秋草とか、今に比べるとかなり地味だ。それでも、季節に対する強い関心は、この時代に生まれている。その時代の人間が、桜や紅葉を見たら、なんと思うだろうか。季節感も時代とともに移り変わっていく。
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