3月18日(火)チベットとミャンマーでの出来事に共通性はないだろうか
ハリーポッター、新しい章については映画を見てから書き始めている。3作目をまだ見ていないので、今日は手がつけられない。そこで、宗教美術史の方、第8章の南北朝から桃山時代までを最後まで書き、最初から見直して仕上げる。この章までで600枚を超えた。やはり800枚は超えることになりそうだ。次の第9章、江戸時代のところも何を書けばいいか、考えてみるが、さらに宗教美術という観点では難しい時代だ。
チベットの動向が気になるが、ことの顛末、いささか不可思議なことがある。なぜ、この時期に暴動が起こったのだろうか。暴動が起こったこと自体は事実だろうが、その原因がよくわからない。たしかに、チベットが中国によって支配されていて、それをチベットの人たちが望んでいないということはあるだろう。けれども、大規模な事件が起こるほど、とくに今情勢が悪化しているようには思えない。
それは、長井さんが亡くなったミャンマーの場合と似ている。軍事政権の支配が問題になってきたのは事実だが、昨年9月のケースも、なぜあの時点で死傷者が出るほどのデモが行われたのか、その直接の原因がわからない。そして、長井さんが亡くなったあとは、デモなどは続いていないようだ。あれはいったい何だったのか。事態があまりに突発的で唐突な点が気になる。それが、今回もチベットで繰り返されているように思える。
どちらのケースでも、僧侶が先頭に立っていたことも似ている。なぜ僧侶が運動の先頭に立つのか。それも、これまでにはないことのように思える。仏教信仰のあつい両国なので、僧侶が立ち上がる意味は、私たちが想像する以上に大きいとは思う。けれども、どちらも僧侶が先に動くというのも、不自然な気がする。政治的な抗議なら、政治的な運動をしている人間が立ち上がり、それに民衆が呼応し、その上で僧侶も参加するというのが、一般的な展開の仕方ではないだろうか。
軽率なことは言えないが、扇動している勢力が存在するのではないだろうか。そんな気がしてならない。
« 3月17日(月)安全・安心のプロジェクトも最終シンポジウムを迎えた | Main | 3月19日(水)キース・タクシーが都内を走っている »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 4月13日(日)3回目の「時事イ放談」では静かならる官邸の話や斎藤兵庫県知事の不可思議な行動について(2025.04.13)
- 1月30日(木)朝日カルチャーセンター新宿教室で小川寛大さんの南北戦争についての話を拝聴する(2025.01.30)
- 11月11日(月)菅谷幸浩さんの朝日カルチャーセンター新宿教室での青嵐会についての講義を聴く(2024.11.11)
- 10月15日(火)衆議院選挙がはじまり落合貴之氏の出陣式に行く(2024.10.15)
- 9月18日(水)『創価学会教学要綱』についての講演の要旨をまとめた(2024.09.18)
« 3月17日(月)安全・安心のプロジェクトも最終シンポジウムを迎えた | Main | 3月19日(水)キース・タクシーが都内を走っている »
Comments