3月5日(火)右翼を研究したら右翼になってなってしまうのかもしれないと思った
京都、奈良方面に出かけていたりして、遅れてしまったけれど、『ハリー・ポッターを読み通す』の原稿を書き始める。はじめにの部分、13枚ほど書く。少しがんばらないといけない。
午後は、神楽坂へ。出版会館で「週刊読書人」の対談。対談の相手は、渡邊直樹氏。あまりによく知りすぎていて、ちょっと話しがしにくいところがある。それでも1時間半近く、最近の私の執筆活動を中心にいろいろと話しをする。渡辺氏の編集した『宗教と現代がわかる本2008』ももうすぐ刊行になるらしい。短い文章を私も書いている。
それから、実に久しぶりに先端研に行く。カフェで、中島岳志君を呼んで、トークイベント。話しは日本の右翼思想について。彼は、自分は右翼を研究しているけれど、右翼ではないと語っていたが、その発言を聞いて、実は、研究者は研究対象を選んだときに、それと同化してしまう部分があるのではないかと思えてきた。右翼を研究するなら右翼、宗教を研究するなら宗教家。あるべき理念型を語ってしまうならば、どうしてもそうならざるを得ないのではないか。終わってから、研究室で中島君を囲んで懇親会。
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