3月7日(木)千住博さんに本の装丁をお願いしに行く
ハリーポッターの原稿、第1章に入る。1巻ずつ1章をあてる形で書いていくことになりそうだ。それぞれの章で、焦点をあてるテーマを決め、それについて重点的に書いていきたい。10枚ほど書く。
午後は、日本橋の高島屋へ。現在、「千住博展 ハルカナルアオイヒカリ」が開かれている。これは、ウォーターホールの進化型で、蛍光塗料が使われている。会場は暗くなっていて、そのなかに滝が浮かび上がる光景は神秘的で美しい。ウォーターホールがどういった方向に進んでいくのかが注目されたが、これが一つの答えなのだろう。今回のものだと、水の落下よりも、そのあいだの闇が際だち、奥行きが生まれている。
ただし、今回は、展覧が主たる目的ではなく、千住博さんご本人に、『日本宗教美術史』の本の装丁を依頼することにある。すでに編集者の方からお願いがしてあるが、やはり直接お会いして、頼むべきだろうということで、訪れた。こちらの依頼を快諾していただいたが、その際に少し話しをする。今回の作品で使われているチープな蛍光塗料へのこだわりを熱く語っていた。私は、千住作品の宗教性について語り、本の最後では、ウォーターホールに言及する予定だということを説明した。代わりに千住さんから、機会があれば、京都造形芸術大でも教えて欲しいと頼まれる。
それから、芸術新聞社の渡辺さんと風月堂で雑談。新宿へ出て、宝島の井野さんと会う。歌舞伎町のアイリッシュパブで、いろいろと話しをする。客の雰囲気もまったく新宿らしくない。遅くなったのでタクシーで帰宅。この3日、毎日タクシーで帰っている。
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