4月24日(木)先端研の研究会で書評をする
ハリー・ポッターの原稿、全体の構成を見直すことになったので、それについてメモを作る。ここまでの原稿では、一作ごとに、章を立てて進めてきたが、それにしばられてしまうところもあり、一度、枠を外してみた方がいいようだ。18枚ほどのメモを作る。午後は、宗教美術史の近代、果たして近代において宗教美術が成立するのかについて考えてみる。これもなかなか難しい問題だ。とりあえず、10枚ほど書いてみる。
夕方は打ち合わせが二件ほど。そのあと、先端研に。今週は行く機会が多い。研究室内の公共政策研究会。今回からメンバーが増え、部屋はいっぱい。菅原さんの発表のあと、今度出た御厨編著『先端研物語』について書評をする。この研究会、これまで何度も書評をしてもらったことがあるが、自分で書評するのははじめて。発表もしたことがなかった。
先端研の20年の歴史を読むと、やはり自分がかつてつとめていた放送教育開発センターのことが思い起こされる。今回、行政法人の改革で、メディア教育開発センターと名前が変わっているセンターは廃止ということが決まったが、5年半つとめたところだけに愛着もないわけではない。そのセンターの運命と、先端研との関連、あるいは相違について話しをする。現在の状況のなかで、とくに大学バブルがはじけたあとの時代、大学の研究機関の運営の難しさを痛感する。研究会のあとは、懇親会。タクシーで帰宅する。
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