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June 17, 2008

6月17日(火)国宝があれば行かなければならない

尾道のホテルで目覚める。朝食後、ホテルの下の船着き場から、生口島の瀬戸田行きの船に乗る。40分弱で瀬戸田に着く。この島には、平山郁夫美術館と耕三寺がある。

まずは、平山郁夫美術館へ。展示されている点数は少ないが、平山さんの子ども時代の作品があって目を引いた。やはり子どもとは思えないうまさだ。とくに注目したのが、中学三年生のときに書いたという不動明王像。これは、広島の原爆をテーマに描かれた作品のなかに登場する不動明王と似ている。ほかにも、仏像の絵などがあり、最初からそうした方面に関心がむいたいたのがわかった。

そこからすぐ近くの耕三寺へ。この寺のことは、昔本に書いたことがあるが、それは協力してくれたライターの取材をもとにしていて、私は行ったことがなかった。その点で、昔から気にしていた寺だが、母の供養のために作られたという点で異色の寺だろう。

さらに、近くにある向上寺の三重の塔を見に行く。これは、室町時代の国宝だ。かなり暑くて、日差しも強く、山の上にあって、虫などもいろいろ飛んでいたりしたが、近くにきて、国宝に寄らないわけにもいかない。なんとか登って、塔を見る。室町と言うことで、ちょっと特徴のないのが残念。

昼食後、港に戻り、尾道へ。そこから電車で倉敷へ。これも今まで行ったことがなかった大原美術館へ行く。近代絵画と民芸が主な収蔵品だが、西洋近代の油絵、有名作家のものばかりだが、なんだかきれいに見えなかった。最近、日本画を主に見ているせいか、油絵はペンキを塗ったような感じに思えてしまった。ただ、日本人の画家だと、筆遣いが繊細で、とくに岸田劉生などは、実に細かくて丁寧。これは、いったいどういうことなのか、考えなければならないことがありそうだ。

倉敷から岡山へ出て、ホテルのティールームでお茶をする。そこで、木下さんとふたたび落ち合い、反省会。そこから新幹線に乗り、彼の方は京都で降りる。明日法隆寺に行くとのこと。私はそのまま東京へ。

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