7月10日(木)中大の授業を終え東京富士美術館をはじめて訪れる
午前中は原稿書き。
昼前に中央大学へ向かう。クリーニングを出したので、小田急線で行く。中央での授業もこれが最後。この授業自体3年計画ではじまり、今回が最後の年にあたる。あるいは、もうこれで中央に教えに来ることはないのかもしれない。最後の授業と言うことで、学生に、年収2000万円をめざせと発破をかける。なんだか、創価学会の戸田城聖が現世利益を説いたときのような気がしてきた。
中央から高幡不動に出て、八王子へ。短い距離だが、最後に眠ってしまい、目が覚めたときどこにいるかとっさに判断できなかった。あわてておりて、バスで東京富士美術館へ。この前、訪問できるよう頼んでおいた。開館25周年ということで新館がオープンしている。その特別展は、「大三国志展」。物語の世界と、物語の舞台になった時代の美術品とを一堂に集めたもの。
物語の部分の紹介も興味深いものだったが、とくに優れていたのが、後半の後漢時代の美術品。中国の国宝にあたるものが数多く含まれ、そうでないものの作られた時代を考えると、多くは日本にもし来たら、すぐに国宝に指定されそうなものばかり。観客も多く、20万人を超えたと言うが、今年見た美術展のなかでは屈指のものではないか。それにはちょっと驚く。
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中央大学法学部1年生の者です。
今まで考えたこともなかった宗教学について学ぶことができ、非常に有意義でした。
できればまた中央に来ていただきたいです。
本当にありがとうございました。
Posted by: KM | July 10, 2008 09:42 PM