10月28日(火)恩師である脇本平也先生の通夜に平塚に行く
朝からライブラリーへ行く。しばらく間があいたが、宗教美術史、江戸時代を直しはじめる。この部分、かなり直しが必要だと考えているが、実際作業に入ってみると、なかなか進まない。それでも、なんとか15枚ほど直す。浄土真宗のところまで行ったが、何かこの節もう少し足したいところだ。そのあとは、法華信仰との関係をまとめて論じたい。
午後、雑誌『ゲーテ』の取材を受ける。今度出す『平成宗教20年史』について。幻冬舎が出しているこの雑誌には、自社で刊行する本について著者にインタビューするページがある。そこに載るとのこと。写真も載るが、カメラマンはライカで撮っていた。最近は、みなデジカメだし、ライカで撮られたことはない。
終わってから少し仕事をし、平塚へ。宗教学の恩師である脇本平也先生が亡くなられ、その通夜が平塚駅近くの葬祭場で行われる。導師は、『寺門興隆』の連載でいつも一緒の大村英照氏。宗教学関係の参列者が多く、懐かしい顔に出会う。
脇本先生は、私が宗教学研究室に進学したときの主任教授で、1973年の秋学期に「宗教学」という授業を駒場で受けた。研究室に進学してからも、何度か授業をとった。よく覚えているのは、大学院でユングと唯識思想を比較したゼミ。その後も、学会のときなどにお会いする機会があった。宗教学者は短命というのが一つの説だが、脇本先生はまったくの例外で、いつも元気だった。亡くなった日も、朝には島薗進氏と電話で話したという。私の父と同じ年だったと思うが、驚異的な元気さだった。最後に会ったのは、国際宗教学会でのことだっただろうか。それとも、もう一度くらい学会で会っていただろうか。明日は葬儀・告別式。私も参列して、先生を送りたいと思う。
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